完投しないといけないプレッシャーは絶対ある
こんばんは。渋井です。
それでこそエースですよね。
6月15日 18:00~Game:060 vs Dragons 1回戦@メットライフドーム
Starting Line-UP
【先攻:中日ドラゴンズ】
8 CF 大島洋平
51 SS 京田陽太
42 LF ソイロ・アルモンテ
66 DH ダヤン・ビシエド
6 RF 平田良介
55 1B 福田永将
2 2B 荒木雅博
35 C 木下拓哉
63 3B 堂上直倫
47 P 笠原祥太郎
【後攻:埼玉西武ライオンズ】
55 CF 秋山翔吾
6 SS 源田壮亮
3 2B 浅村栄斗
33 1B 山川穂高
5 RF 外崎修汰
99 DH エルネスト・メヒア
60 3B 中村剛也
27 C 炭谷銀仁朗
8 LF 金子侑司
16 P 菊池雄星
【渋井の戦評】
後味の悪い敗戦から一夜、今日からは相手に中日ドラゴンズを迎え3連戦。横浜での試合が順延した為、このカードが交流戦最終カードではなくなったが、リーグ戦再開へはあと4試合、弾みをつけて挑みたい。
先発はエースの菊池。前回登板でG菅野とのエース対決を7回無失点で終え、いよいよエース完全復活と言ったところ。相手先発は笠原。出ましたよ、左の軟投派。6月9日のG田口から始まり、10日の内海、12日の石川雅規、14日のハフ。どんだけ当たるんやこのタイプ!!勘弁してくれ。ちなみに、明日16日の相手先発も左のガルシアです。何この集中攻撃
それでは試合。1回裏に3つの四球を貰うも無得点に終わってから、笠原に完ぺきな投球をされ、なんと5回までノーヒットに抑えられます。今日は客席から見てるとやたらチェンジアップが良さそうに見えた。というかうちの打者のタイミングが合ってないように見えた。6回先頭の1番・秋山がようやくチーム初ヒットを記録するも、2番・源田が痛恨のバントミスでチャンスを広げることが出来ず。7回も先頭の5番・外崎がヒットを放つも、6・7番がメヒア、中村では策の取りようもない。なんとか外崎の盗塁でチャンスを作り、8番・炭谷が粘りを見せるも凡退。
相手に4回表に内野ゴロの間に渡してしまった1点が重くのしかかる。菊池も粘りの投球を見せていたが、8回表の先頭、8番・木下に痛恨の被弾。ここまで1点の遠かった打線の状況と、まさかの伏兵からの一発には菊池もショックを隠せず、マウンドで肩を落とす姿が見て取れた。この回はさらにピンチを作るも、なんとか4番・ビシエドを抑え追加点は許さない。
どうにか菊池の負けは消したい、あわよくば勝ちを付けてやりたい打線は8回裏、120球超の熱投を見せた笠原に代わって登板した岩瀬から、9番・金子がヒット。1番・秋山もレフト戦へ上がるヒット性の打球だったが、レフトに代わって入った工藤隆人のファインプレーにより防がれる。工藤の入っている打順は3番・アルモンテの箇所。8回表にここまで打順が回っていなかったら・・と考えると、流れと言うものは恐ろしい。中日からすれば起用がハマったのだろうが、とにかく惜しい一幕だった。そして打席は2番・源田。相手に勝ちの雰囲気が漂いだす中、左打者には難しい岩瀬の球を見事にセンター前へはじき返すヒット。これで今日初めてと言えるチャンスを作る。打線に右打者が続くところで、岩瀬に代えて祖父江を起用。中日も必死の継投です。打席には3番・浅村。併殺の恐怖がちらつくこの場面、浅村の打球の行く場所は・・。
これぞキャプテン!な一打。 予め左中間・右中間を詰めた守備位置を取っていた外野の裏をかくようなレフト戦を鋭く抜く打球のおかげで、一塁走者・源田の脚力であれば還って来れるようなタイミングになった。ここで攻め込めていれば菊池に勝ち投手が付くが、ここでは決まらず。9回表をヒースが、9回裏を又吉がそれぞれ抑え、試合はそのまま延長に突入する。
10回表のマウンドは大石達也。昨日の試合、8回無死1・2塁から登板して三者凡退に切って火消しに成功した中継ぎ陣希望の星。この場面での登板は、今後のためにも重要な意味を持つ。ライオンズ中継ぎ陣に於ける、先頭打者への四球の恐怖、決め球を簡単にヒットされる恐怖、そして被弾の恐怖、全てを乗り越え、リリーフの柱となれるか。先頭打者は守備から途中出場の8番・大野奨太。ボール3にする前にストライクを2つ取るだけで心が躍る。気分が良い。なんてハードルの低さなんだろう。追い込んでからフライを打たせ、1アウト。続く代打・亀澤も打ち取り、2アウト。1番・大島に安打、盗塁を許しチャンスを作られるも、2番・京田を3球で追い込み、最後にフライを打たせ3アウト。自滅ではなかったこともあり、ピンチをしのいだ、と言うよりは相手のチャンスの目を摘んだ、という感覚になる。このまま勝てる、と言う気にさせてくれる。流れを持ってくる素晴らしい投球だった。最大級の賛辞を送りたいと思う。ありがとう、大石達也。
その流れそのままに、10回裏の先頭、1番・秋山が先ほどの好プレーへのお返しと言わんばかりに、今度は絶対に野手の届かないレフト線へツーベース。源田は倒れ、浅村は申告敬遠で一死1・2塁で4番・山川へチャンスが巡る。併殺の恐怖がちらつくこの場面、山川の打球の行く場所は・・。
【試合結果】
中 000 100 010 0 | 02 07 1
西 000 000 020 1x| 03 07 1
【投手成績(ライオンズのみ)】
16 菊池雄星
投球回8 打者31人 被安打6 被本塁打1(8回木下・ソロ) 与四球0 与死球1 奪三振8 失点2 球数117
68 デュアンセ・ヒース
投球回1 打者3人 奪三振2
15 大石達也
投球回1 打者4人 被安打1
【安打内訳(ライオンズのみ、丸数字は打点)】
1本:源田・浅村②・山川①・外崎・金子侑
2本:秋山
3本:
【連続安打・連続無安打情報】
連続出場・連続安打継続選手
4試合:源田(1,2,2,1)
3試合:秋山(1,2,2)・浅村(1,2,1)・外崎(2,2,1)
出場打席連続安打継続選手
3試合:岡田(1,-,-,-,1,1,-)
1試合:松井(1,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-)
出場試合連続無安打
4試合:中村
3試合:森
【失策情報】
SS源田 今季4つ目。三遊間のゴロを捕球後、無理な体制で一塁へ送球。大きく逸れ、打者走者の二進を許す。タイミング的にも一塁はセーフのタイミングだったのだが・・。
【パワプロ2018 今日のLIVEシナリオ】
後日掲載予定
【総評】
使える中継ぎ、おるやんけ!!ww
最後を決めた山川はお見事。先頭の秋山の二塁打の段階である程度勝利を確信した(源田の犠打失敗は悪い雰囲気MAXだった)が、それでもその「打って当然」の雰囲気で打てるのは凄い。やはり獅子の4番を60試合張り続けているだけのことはありますね。
そして、菊池の後を受けて登板したヒース・大石。あなたたちはそっくりそのまま8・9回のパターンに入ってくれるととても助かります。これからがアピールの場面だと思いますが、辻監督の心を動かしてくれるほどの活躍を期待しています。本当にライオンズ後半戦の未来はブルペンに懸かっていますからね!!!!頼みますよ!!!!