平成の怪物・藤嶋健人
こんばんは。渋井です。
松坂大輔投手は緊急登板回避となりました。
6月17日 13:00~Game:062 vs Dragons 3回戦@メットライフドーム
Starting Line-UP
【先攻:中日ドラゴンズ】
8 CF 大島洋平
2 2B 荒木雅博
42 LF ソイロ・アルモンテ
66 DH ダヤン・ビシエド
6 RF 平田良介
3 3B 高橋周平
55 1B 福田永将
27 C 大野奨太
51 SS 京田陽太
54 P 藤嶋健人
【後攻:埼玉西武ライオンズ】
55 CF 秋山翔吾
6 SS 源田壮亮
3 2B 浅村栄斗
33 1B 山川穂高
1 LF 栗山巧
5 3B 外崎修汰
10 DH 森友哉
27 C 炭谷銀仁朗
8 RF 金子侑司
30 P 榎田大樹
【一軍二軍入替情報】
一軍昇格:30榎田大樹(本日先発)
二軍降格:12ニール・ワグナー(再調整)
【渋井の戦評】
藤嶋健人さんと、そのファンには非常に申し訳ないが、球場のファンは貴方を見に来たんじゃないんだよ・・言わずとも皆思っちゃってるよ #seibulions
— 渋井なっち@6/22-24仙台 7/6-9関西 (@1s_God) June 17, 2018
まさかの幕開けとなった本日の一戦。松坂大輔・所沢公式戦凱旋登板の予定が、急きょ身体の痛みで登板回避。代理先発は高卒2年目の藤嶋健人。主にロングリリーフの中継ぎで、防御率1点台を記録している期待の逸材です。対するライオンズは榎田が先発。雨の中止や今井達也の初登板に合わせて出番が無く、約2週間ぶりの先発登板。
試合は初回から動く。1回表、1番・大島のヒットで始まると、2番・荒木の三遊間寄りのショートゴロだったが、源田の送球と打者走者がやや被る格好になり、山川が後逸。無死2・3塁のピンチとなる。その2走者を後続で返され、初回から2点を献上。対する藤嶋も、2連打で無死1・2塁のピンチを作るが、クリーンナップを3者連続三振に切る、終わってみれば最高の立ち上がりを見せる。2回はともに無得点だったが、3回表、先頭の1番・大島に四球を出すと、2番・荒木が三塁前に絶妙なセーフティバントを決め1・2塁。ここでテンポを崩したか、2四球が続き押し出し、その後も犠牲フライ、タイムリーヒットで3点を失う。苦しい。4回表にも1番・大島に四球を出したところで榎田は降板。安定した制球力が自慢の投手がこれでは、抑える術はなかなか見つけにくいだろう。
そして、2番手で登板した南川。これがまさかのバッティングセンターを開業。大島の盗塁を刺して実質二死走者なしからの登板となったが、2~6番に5連打4失点と散々。
四球四球よりは打たれた方が良いとは言うが #seibulions #30Enokida #59Tadasuke
— 渋井なっち@6/22-24仙台 7/6-9関西 (@1s_God) June 17, 2018
四球の方が良いとは絶対に言わん。限度ってもんがあるだろうよ・・。
4回裏に森友哉の2試合連続となる本塁打で反撃ののろしを上げるが、その時点でビハインドは7点。そのままスッとのろしを下げたのであった。
【試合結果】
中 203 400 020 | 11 15 0
西 000 200 100 | 03 10 1
【投手成績(ライオンズのみ)】
30 榎田大樹
投球回3 1/3 打者19人 被安打4 与四球4 奪三振3 失点5 自責点3 球数82
59 南川忠亮
投球回2/3 打者6人 被安打5 被本塁打1(4回ビシエド・3ラン) 失点4
40 田村伊知郎
投球回2 打者9人 被安打3 奪三振1
29 小石博孝
投球回2 打者9人 被安打2 被本塁打1(8回ビシエド・2ラン) 与四球1 奪三振2 失点2
66 松本直晃
投球回1 打者4人 被安打1
【安打内訳(ライオンズのみ、丸数字は打点)】
1本:栗山・森②・炭谷・岡田
2本:秋山・源田・浅村①
3本:
【連続安打・連続無安打情報】
連続出場・連続安打継続選手
5試合:秋山(1,2,2,1,2)・浅村(1,2,1,2,2)
出場打席連続安打継続選手
4試合:岡田(1,-,-,-,1,1,-,-,1)
2試合:松井(1,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,1,-)
出場試合連続無安打
4試合:中村
【失策情報】
1B山川 今季6個目。ショート・源田からの送球を捕球ミスで後逸。打者走者含む走者2人の進塁を許した。この2走者が共に生還した。
【パワプロ2018 今日のLIVEシナリオ】
その後の榎田・南川劇場は大丈夫なんですかね・・・ #PS4share pic.twitter.com/xUke33FQtb
— 渋井なっち@7/6-9関西 (@1s_God) June 20, 2018
【総評】
四球・失策、負けのもと。
被安打・被弾は相手打者の兼ね合いもある。際どいコースに投げても打たれるときは打たれるし、ど真ん中に投げても打ち損じれば1アウト。ボール球も振ってくれればストライクだが、ボール球を振り続ける打者はいない。最速でフルカウントとなる5球、四球のボールを献上する球と合わせ、1人の打者に投げる6球のうち、4つボールが来る、と思わせるような投手はとても勝負にならない。
打者が打つ確率は良い打者で3割。チーム全体の打率で考えれば.270あればとても優秀とされる。勝利のために27個のアウトを奪うとして、この間に打たれるヒットの数は割合で考えれば、1試合に10本のヒットが出て.270(37-10)だ。これに四球や失策で無駄なランナーを出し続ければ、それだけ1本のヒットによる被害の大きさが変わってくる。今日の話で言えば、藤嶋は6イニング(18個のアウト)で9本のヒットを打たれた。率に直せば.333(27-9)だが、失点は森の本塁打の2点のみ。四球は5回、二死3塁の時に4番・山川に出した1つのみだった。榎田は4回途中で4本のヒットを打たれた。率に直せば.286(14-4)だが、失点は5。四球が3回に集中して3つ(と4回の先頭に1つ)、失策が初回に1つ出している。どちらも失点につながっているのが痛い。
四球を出しても後続で抑えられるならいいけど、そうでないならまず四球を出さない事だろう。今日の南川みたいなタイプの大量失点は私には手に負えん。球質が悪いのだろうか。わからん。