渋井式クロスファイア

野球観戦記。他いろいろ。

【188】2018年・埼玉西武ライオンズ GAME.062【テレビ観戦】

平成の怪物・藤嶋健人

 

 

こんばんは。渋井です。

松坂大輔投手は緊急登板回避となりました。

 

6月17日 13:00~Game:062 vs Dragons 3回戦@メットライフドーム

Starting Line-UP

【先攻:中日ドラゴンズ

 8 CF 大島洋平

 2 2B 荒木雅博

42 LF ソイロ・アルモンテ

66 DH ダヤン・ビシエド

 6 RF 平田良介

 3 3B 高橋周平

55 1B 福田永将

27 C 大野奨太

51 SS 京田陽太

54 P 藤嶋健人

【後攻:埼玉西武ライオンズ

55 CF 秋山翔吾

 6 SS 源田壮亮

 3 2B 浅村栄斗

33 1B 山川穂高

 1 LF 栗山巧

 5 3B 外崎修汰

10 DH 森友哉

27 C 炭谷銀仁朗

 8 RF 金子侑司

30 P 榎田大樹

 

【一軍二軍入替情報】

一軍昇格:30榎田大樹(本日先発)

二軍降格:12ニール・ワグナー(再調整)

【渋井の戦評】

 

 まさかの幕開けとなった本日の一戦。松坂大輔・所沢公式戦凱旋登板の予定が、急きょ身体の痛みで登板回避。代理先発は高卒2年目の藤嶋健人。主にロングリリーフの中継ぎで、防御率1点台を記録している期待の逸材です。対するライオンズは榎田が先発。雨の中止や今井達也の初登板に合わせて出番が無く、約2週間ぶりの先発登板。

 

試合は初回から動く。1回表、1番・大島のヒットで始まると、2番・荒木の三遊間寄りのショートゴロだったが、源田の送球と打者走者がやや被る格好になり、山川が後逸。無死2・3塁のピンチとなる。その2走者を後続で返され、初回から2点を献上。対する藤嶋も、2連打で無死1・2塁のピンチを作るが、クリーンナップを3者連続三振に切る、終わってみれば最高の立ち上がりを見せる。2回はともに無得点だったが、3回表、先頭の1番・大島に四球を出すと、2番・荒木が三塁前に絶妙なセーフティバントを決め1・2塁。ここでテンポを崩したか、2四球が続き押し出し、その後も犠牲フライ、タイムリーヒットで3点を失う。苦しい。4回表にも1番・大島に四球を出したところで榎田は降板。安定した制球力が自慢の投手がこれでは、抑える術はなかなか見つけにくいだろう。

 

そして、2番手で登板した南川。これがまさかのバッティングセンターを開業。大島の盗塁を刺して実質二死走者なしからの登板となったが、2~6番に5連打4失点と散々。

 四球の方が良いとは絶対に言わん。限度ってもんがあるだろうよ・・。

 

4回裏に森友哉の2試合連続となる本塁打で反撃ののろしを上げるが、その時点でビハインドは7点。そのままスッとのろしを下げたのであった。

 

 

【試合結果】

中 203 400 020 | 11 15 0

西 000 200 100 | 03 10 1

 

【投手成績(ライオンズのみ)】

30 榎田大樹

投球回3 1/3 打者19人 被安打4 与四球4 奪三振3 失点5 自責点3 球数82

59 南川忠亮

投球回2/3 打者6人 被安打5 被本塁打1(4回ビシエド・3ラン) 失点4

40 田村伊知郎

投球回2 打者9人 被安打3 奪三振1

29 小石博孝

投球回2 打者9人 被安打2 被本塁打1(8回ビシエド・2ラン) 与四球1 奪三振2 失点2

66 松本直晃

投球回1 打者4人 被安打1

 

 

【安打内訳(ライオンズのみ、丸数字は打点)】

1本:栗山・森②・炭谷・岡田

2本:秋山・源田・浅村①

3本:

 

【連続安打・連続無安打情報】

連続出場・連続安打継続選手

5試合:秋山(1,2,2,1,2)・浅村(1,2,1,2,2)

出場打席連続安打継続選手

4試合:岡田(1,-,-,-,1,1,-,-,1)

2試合:松井(1,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,-,1,-)

出場試合連続無安打

4試合:中村

【失策情報】

1B山川 今季6個目。ショート・源田からの送球を捕球ミスで後逸。打者走者含む走者2人の進塁を許した。この2走者が共に生還した。

 

パワプロ2018 今日のLIVEシナリオ

【総評】

四球・失策、負けのもと。

被安打・被弾は相手打者の兼ね合いもある。際どいコースに投げても打たれるときは打たれるし、ど真ん中に投げても打ち損じれば1アウト。ボール球も振ってくれればストライクだが、ボール球を振り続ける打者はいない。最速でフルカウントとなる5球、四球のボールを献上する球と合わせ、1人の打者に投げる6球のうち、4つボールが来る、と思わせるような投手はとても勝負にならない。

打者が打つ確率は良い打者で3割。チーム全体の打率で考えれば.270あればとても優秀とされる。勝利のために27個のアウトを奪うとして、この間に打たれるヒットの数は割合で考えれば、1試合に10本のヒットが出て.270(37-10)だ。これに四球や失策で無駄なランナーを出し続ければ、それだけ1本のヒットによる被害の大きさが変わってくる。今日の話で言えば、藤嶋は6イニング(18個のアウト)で9本のヒットを打たれた。率に直せば.333(27-9)だが、失点は本塁打2点のみ。四球は5回、二死3塁の時に4番・山川に出した1つのみだった。榎田は4回途中で4本のヒットを打たれた。率に直せば.286(14-4)だが、失点は5。四球が3回に集中して3つ(と4回の先頭に1つ)、失策が初回に1つ出している。どちらも失点につながっているのが痛い。

四球を出しても後続で抑えられるならいいけど、そうでないならまず四球を出さない事だろう。今日の南川みたいなタイプの大量失点は私には手に負えん。球質が悪いのだろうか。わからん。