渋井式クロスファイア

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【262】2018年・埼玉西武ライオンズ GAME.120【テレビ観戦】

原点回帰

 

 

こんばんは。渋井です。

困ったら基本です。

 

9月7日 18:00~ Game:120 vs Marines 20回戦@メットライフドーム

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Starting Line-UP

【先攻:千葉ロッテマリーンズ

 8 2B 中村奨吾

13 RF 平沢大河

 3 DH 角中勝也

44 1B 井上晴哉

 7 3B 鈴木大地

 1 LF 清田育宏

37 SS 三木亮

22 C 田村龍弘

39 CF 岡大海

64 P 二木康太

【後攻:埼玉西武ライオンズ

55 CF 秋山翔吾

 6 SS 源田壮亮

 3 2B 浅村栄斗

33 1B 山川穂高

60 3B 中村剛也

10 DH 森友哉

 1 LF 栗山巧

27 C 炭谷銀仁朗

 8 RF 金子侑司

16 P 菊池雄星

 

【渋井の戦評】

マリーンズ・藤岡裕大がスタメンを外れました。今季ルーキーで入ってここまで全試合でスタメンでしたが、マリーンズが残り26試合としているここで初のスタメン落ち。藤岡は途中交代がすでに何度かありますが、フルで出続けているライオンズ・源田壮亮との違いが、今後どこかに出て来るでしょうか。この2人はしばらく比較されていくんでしょうね。

 

試合。エース登板試合と言いたいところですが、立ち上がりから、と言うより試合前から不安要素が多い。今日は制球出来る日だろうか。途中で痛まないだろうか。決め球は決まるのだろうか。不安です。そしてこの予感はいろいろ現実になる。2回、先頭の4番・井上にヒットを許し、1アウトを取って6番・清田の場面。まずワンバウンドする暴投でランナーを進塁させると、その次の球をレフト前に運ばれタイムリーで先制される。続く7番・三木にも続かれるが、なんとか後続で抑える。その直後、7番・栗山のホームランで同点になるも、3回表の先頭の9番・岡二塁打を打たれ、2本の外野フライで走者が進塁・生還。どうも失点の仕方が簡単なんですよね・・。

更に4回表には先頭の6番・清田にフォアボールを与えたところで一度ベンチに下がる。マウンドに戻ってくるのですが、この時に雰囲気は「頑張れ!」と言うより、「大丈夫なの・・?」と言った声援に聞こえた。テレビ越しだったので現地の感覚ではないが、どうも本調子の大エースの姿からは程遠い姿を見ている。並のローテーション先頭の投手だ。そして5回表、先頭の9番・岡にフォアボールを与え、2番・平沢にホームランを打たれる。もう最悪ですよ。いつものように膝をつき肩を落とす。それ本当に見てるこっちが落ち込むからやめてくれ。あと5イニング残して3点ビハインド、どこに敗戦を決める要素があるのか。強いて言うなら雄星に付く勝ち星は遠のいたかもしれない。仮にも「チームの優勝が第一」と発言したんだから、それ以上の失点をしないように前向かんかい。チームの流れを引き戻す投球をせんかい。雄星登板試合を負け試合と計算する訳にはいかねえんだよ。

 

そんな気迫を見せたのが6回裏以降。まずは6回裏の攻撃から流れを作る。先頭の2番・源田がヒットで出塁すると、リーグトップの33個目となる盗塁を決める。正直、3点ビハインドがあるので、1点を取りに行く作戦である盗塁のリスクを負うのは反対派なのだが、成功してしまえば良し。更にその結果論を決定づけるのが3番・浅村のセカンドゴロ。走ってなかったら併殺やったわ。走ってたから進塁打。天地の差がありますね。そして4番・山川がタイムリーで久々の打点。ここから流れが変わった。続く5番・中村も詰まりながらショートの後ろに打球を落とすと、投手が二木から唐川にスイッチ。6番・森がツーナッシングから四球を選び満塁。完全にこちらペースに流れを持っていくと、7番・栗山の打球は三塁線へ。しかしこの痛烈なライナーをサード・鈴木大地が横っ飛びで好捕。このプレーはエグい。困った時の大地キャプテン、本当に頼りになる姿を魅せた。失いかけた流れの中での代打・メヒア。カウントが追い込まれ、このチャンスをフイにするのかと過るも、ラストボールに上手くバットを合わせセンター前へ飛ばし、同点打に。この時のメヒアのガッツポーズ、熱くなりましたね。出場機会は少なく、恐らく慣れてない代打起用だと思いますが、素晴らしい結果をこの重要な場面で残してくれました。

 

再び同点となった7回表。8番・炭谷に代打を出した関係で、キャッチャー・岡田に代わっての菊池雄星の投球。もうこの回の投球は1イニング丸ごと見て頂きたい。先頭の8番・田村が初球を打ち上げライトフライ。9番・岡には変化球が決まらずカウントを悪くするも、フルカウントから空振り三振。1番・中村には追い込んでから渾身のストレート2連発。ボールとなった1球目には155km/hを記録した。2球目も151km/hで空振り三振。投げ終えた勢いで半回転しながら、グラブを弾くお馴染みのガッツポーズはやはり画になりますね。圧巻・菊池雄星。その感覚を忘れないで。

そして7回裏。先頭の9番・金子侑司がサードとレフトの中間にポトリと落とすヒットで一気に2塁へ進むと、3番・浅村が現打点王の貫録を見せるタイムリーヒットで勝ち越し。8回裏にも大量5得点を奪い、終わってみれば山賊スコアに。久々の本拠地メットライフドームで、思い出したかのようなスコアになりました。

 

【試合成績】

ロ 022 020 000 | 04 07 0

西 010 003 15X | 10 16 0

 

【投手成績(ライオンズのみ)】

16 菊池雄星

投球回7 打者28人 被安打6 被本塁打1 与四球3 奪三振6 球数107

23 野田昇吾

投球回2/3 打者2人 奪三振1

25 平井克典

投球回1/3 打者2人 被安打1

14 増田達至

投球回1 打者3人 奪三振1

 

【安打内訳(ライオンズのみ、丸数字は打点)】

0本:岡田①

1本:メヒア②

2本:浅村②・中村①・栗山①

3本:源田①・山川①・金子侑①

 

【失策情報】

なし

 

【順位表】

(順位~球団名~勝利-敗北-引分~貯借金~残試合数~1位とのゲーム差)

 

1 埼  玉 西  武 70-48-2 +22 23 -00.0

2 ソフトバンク 64-52-1 +12 26 -05.0

3 日  本 ハ  ム 64-53-3 +11 23 -05.5

4 オ リ ッ ク ス 56-62-5 -06 20 -14.0

5 千 葉 ロ ッ テ 53-62-3 -09 25 -15.5

6 東  北 楽  天 49-68-3 -19 23 -20.5

 

【総評】

試合終盤の強さは大事ですよ。

序盤の脆さも最低限ならOKです。でも4失点は危ないラインですよ!!