渋井式クロスファイア

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【307】開幕直前!渋井的2019プロ野球戦力分析!12球団お任せください!!

今年も明けます。

 

 

こんばんは。渋井です。

いよいよ明日、プロ野球が開幕します。

 昨年は私の応援している埼玉西武ライオンズパ・リーグ優勝を成し遂げ、CSで宿敵ホークスに敗れ、そのままホークスがセ・リーグ優勝のカープを破り日本一になり幕を閉じた。その最終決戦から約半年、選手の入れ替えなどもあり新しい12球団が、あす横一線に並び開幕戦を迎える。本記事では、各球団の開幕スタメン予想、並びにその予想に漏れた主要選手、主な投手陣を紹介し、私個人が注目している選手なども紹介しつつ、ざっとシーズンの展望を予想していきたい。

 

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まずは中日ドラゴンズ。ドラフト最注目の根尾昴を競合の末獲得したり、背番号を18に変更しドラゴンズ2年目を迎えた松坂大輔が今オフは話題を集めていたが、前年5位からの大きな戦力補強は特になし。それどころか、先発の柱として活躍していたガルシア阪神へ移籍。更には松坂にキャンプ中にアクシデントがあり、小笠原慎之介鈴木翔太・藤嶋健人ら期待の若手投手も開幕には間に合わず、ベテランがフル回転となる厳しい状態に。そんな中開幕投手にはこちらも成長が期待されている笠原祥太郎が指名された。野手では、オープン戦最終盤にはショートのレギュラーとして期待されていた京田陽太がスタメンを外される等、試練の時期を迎えているが、4年目の阿部寿樹がここまで好調をキープし、開幕スタメンをほぼ手中に納めているが、社会人卒の選手と言うこともあり年齢も今年で30、訪れたレギュラー獲得のチャンスを掴み切ることが出来るか。

 

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続いてはマリーンズ。こちらも今オフドラフトで根尾と同じく大阪桐蔭高校出身の外野手、藤原恭大を獲得。開幕1軍入りが決定し、早くも外野の定位置獲得のチャンスが訪れる。更に課題の打線を補強すべく、前日本ハムレアードと、更に新外国人のバルガスを獲得。今季ZOZOマリンフィールドに新設されたホームランラグーンに、厚くなった打線が叩き込むことが出来るか。一方で、そのホームランラグーンが不安要素になるのが投手陣だ。強力打線が名を連ねるパ・リーグに於いて、戦いにくくなることは間違いない。昨年クローザーを務めた内竜也がオフに手術をした影響で開幕に間に合わず、手薄になったリリーフの整備も急務だ。開幕投手石川歩涌井秀章ら先発投手陣には、完投勝利の回数を増やすことも今季は求められていくだろう。

 

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続いてタイガース。黄色見にくいのはもう許して。先発投手陣に西勇輝・ガルシアと大きな2枚の補強に成功。藤浪晋太郎・才木浩人・望月淳らロマンあふれる剛球右腕の才能開花(藤浪には「復活」が正しいか)にも注目だ。打線も不安視されていたが、ルーキーの木浪聖也・近本光司の「キナチカ」コンビが1・2番に定着しそうな様子で、戦力としては整ってきたと感じる。個人的には、今季本格的に4番に指名された大山悠輔が、今季のタイガースを決めると言っても過言ではないと思っている。が、大山が4番として一本立ちした時、先の「キナチカ」が定着できているか・・・。実力が未知数な、能力の高そうな若手が投打に多い分、期待も自然と高まり、応援し甲斐のあるチームであることは間違いない。

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続いてイーグルス。こちらは3・4番候補に浅村栄斗・ブラッシュと新戦力が加入。打線のネームバリューは「強力打線」の名に相応しい。投打ともに若手・ベテランが充実していて、現有戦力にも、数年後にも期待できる。懸念材料はケガのみ。開幕には先発の柱の則本昂大と、パ・リーグでは貴重な先発左腕の塩見貴洋が間に合わず、2番の茂木栄五郎は昨年夏場から戦線離脱していて、1番の田中和基も開幕直前に実戦復帰を果たしたばかりの、言わばどちらもケガ明けの状態。中継ぎ陣も数年代わり映えしないメンバーで、勤続疲労も既に昨年の時点から見え隠れしている。仮に、1年間ベストメンバーで戦い続けられたら、優勝争いに参加できる総合力の高いチームであることは間違いない。

 

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ジャイアンツは、第三次原政権によりチーム全体の大幅改革・大型補強が敢行され、新たなチームに生まれ変わろうとしている。しかし、これは若返りと言う点でないのが少し残念でもあり、どことなく「ジャイアンツ」な感じがして私は面白さを感じている。実績十分の選手たちの中にただ一人、1番に抜擢された吉川尚輝が、打線の中では若手期待の星となりそうだ。投手陣はリリーフに課題が残り、6月をめどに復帰が予定されているマシソンが戻るまでの間、なんとか持ちこたえることが出来るか。大江竜聖・高田萌生・高橋優樹ら、若い投手の台頭には期待が出来そうだ。

 

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バファローズも昨年とはメンバーが一新された印象を受ける。オープン戦では1番・福田周平、2番・西浦颯大を固定起用する等、チームとしての方針が明確に出ている。昨年の同時期には1番・宗佑磨が期待されていたが、開幕後には上手く結果が伴わなかった。今季はどうなるか。投手陣は先発の金子・西の2枚看板が揃って退団。繰り上がるような形で山岡泰輔がエースとして開幕のマウンドに登る。また、リリーフとして1軍経験を積んだ山本由伸も、満を持して先発ローテ入り。安定した投球が続けば、新たな2枚看板誕生の日も近いか。

 

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スワローズは昨年から言われ続けている1番・坂口智隆、2番・青木宣親の高齢コンビがいつまで頑張れるのか、仮に離脱した場合のバックアップはいるのかという問題が、今季は廣岡大志・塩見泰隆ら若手が着実に力を付け、オープン戦でコンスタントに結果を残している。更に、サードには村上宗隆がレギュラー当確の活躍を続け、更なる若返りに成功しつつある。破壊力抜群の打撃力は今季も健在と思われる。投手は、トレードにより高梨裕捻を補強した他、昨年芽が出始めた原樹里、今季芽が出る期待の持てる高橋奎二ら先発は駒を揃えられそうだが、昨年奮闘したクローザーの石山泰稚、セットアッパーの近藤一樹らの疲労の色の強い中継ぎに不安が残る。

 

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ファイターズは、期待の若手の清宮幸太郎・渡邊諒が怪我で開幕に不在だが、サードに転向した淺間大基、新加入の大王こと王柏融が好調で、打線には怪我人の多さを感じない。が、オープン戦12位になるなど決定力に欠け、個人個人の好調さとは相反して打線としての繋がりが出来ていない印象だ。投手も開幕投手上沢直之は着実にエースとして前進している印象だが、そのほかの投手が伸び悩み、こちらは野手よりは苦しみそう。話題のオープナー導入もどういう決断を出すのか、今季も栗山マジックに注目。

 

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ベイスターズは圧倒的ともいえる長打力が魅力。昨年本塁打王ソトが、今季は開幕から出場。昨年はそもそも開幕時点では戦力として計算されていなかった選手が、1年経つとこうも重要度が変わるのかと言う印象。更にセカンドの準備も万端で、打線形成に大きく貢献している。そんな中での熾烈な外野手争いには、オープン戦首位打者となった楠本泰史が一歩前進した。更に開幕直前に1軍入りを間に合わせた梶谷隆幸や、一度波に乗ると止まらない核弾頭・桑原将志、更に佐野恵太・神里和毅ら若手も虎視眈々と出場機会をうかがっている。投手陣も本調子を取り戻せば盤石で、調子のいい選手を選びながら起用する余裕も生まれそうなほど駒はそろっている。

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ホークスに関しては、まず予想スタメンを見て頂きたいんですが、この時点で中村晃・上林誠知を入れていません。(どちらもアクシデントによる出遅れを予想していましたが、上林は間に合うのではないかと言う情報も出ています。)これほど重みのある打線が、主力2人を欠いても作れてしまうのがホークスの強みです。個人的には、初の開幕一軍を掴み取った釜元豪に注目しています。オープン戦では打率3割、本塁打も記録しアピールは完璧。公式戦での結果もそう遠くない未来についてくるのではないかと思います。投手は言う事ありません。間違いなく12球団で最高。

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現在セ・リーグ3連覇中のカープ、その連覇に大きく貢献し続けた3番・がFA移籍で退団した今季、その3番に候補としてあげられていた西川龍馬・坂倉将吾の両若手左打者が、プレッシャーからなのかオープン戦では打率2割近くとやや不本意な数字。おそらく開幕は西川が起用されると思うが、状況次第ではバティスタ長野久義といった新たな3番打者像が生まれるかもしれない。野手層が厚く、走攻守に隙が無い広島野球は今年も勢いを増しそうだ。投手も、見る人が見れば12球団一の投手陣はカープとも言えるかもしれません。特に、中継ぎに入った3人の外国人投手がズバ抜けて良く、誰かを使えない状況になってしまうのが凄く勿体ないと感じます。

 

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最後はライオンズ。おなじみ山賊打線は今年も健在で、昨年は「唯一の安全地帯」と揶揄された金子侑司が、今季は1番打者として勝負に挑む。打撃力のみならず、機動力・守備力も申し分なく、主力野手個々の能力は極めて高い。バックアップには山野辺翔・佐藤龍世の両ルーキーが控え、野手層の薄さを改善した。しかし、投手力菊池雄星のメジャー挑戦によりより厳しい状況になり、新加入のニール・松本航・内海哲也に掛かる期待は計り知れない。

 

 

 

ここまで12球団紹介してきました。今回の紹介順を個人的な順位予想とさせていただきたいと思います、というネタバラシをここでしたいと思います。パ・リーグが後になってるのはつまりそういう事です。これに関しては、また別の理由を付けたす事もしないとこの順位予想になる理由が付かないのだが、そこは割愛。スタメン予想に関してはガッツリ外す気しかありませんが、間違ってても言及しないでください。ゆるして。どうしても期待とか希望とかを入れたくなってしまうので、そこが一番難しかった。

 

 

 

気が付いたらもう2時です。寝て起きて働いて帰ってきたら野球が見られます。全国の野球ファンの皆様、よいお年をお迎えください。それでは。