渋井式クロスファイア

野球観戦記。他いろいろ。

【167】2018年・埼玉西武ライオンズ GAME.043【テレビ観戦】

シーズンが143試合ですから、残り試合は100です。

 

 

こんばんは。渋井です。

4月18日アゲイン

 5月25日 18:00~Game:043 vs Fighters 8回戦@メットライフドーム

Starting Line-UP

【先攻:北海道日本ハムファイターズ

 7 CF 西川遥輝

33 RF 大田泰示

 8 DH 近藤健介

 6 1B 中田翔

 5 3B ブランドン・レアード

 2 2B 杉谷拳士

21 LF 清宮幸太郎

10 C 清水優心

 9 SS 中島卓也

39 P 高梨裕捻

【後攻:埼玉西武ライオンズ

55 CF 秋山翔吾

 6 SS 源田壮亮

 3 2B 浅村栄斗

33 1B 山川穂高

 1 LF 栗山巧

 5 RF 外崎修汰

10 DH 森友哉

37 C 岡田雅利

56 3B 金子一輝

41 P 相内誠

 

 

【ライオンズ  オーダー変更点】

8番:C岡田←C炭谷

【一・二軍入れ替え情報】

一軍登録 41 相内誠(本日先発)

二軍降格 32 永江恭平(一軍登録枠確保のため)

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【渋井の戦評】

高卒入団プロ6年目・相内誠の初勝利をかけた試合。初勝利チャレンジ(先発登板)はこれで通算6度目となる。今迄は成績はともかく、先発として5イニングを投げたことが無いため、どれだけ味方が点を取ろうと勝ち投手の権利*1を得る条件をクリアできていなかったため、まずは最低目標として5イニングは投げてもらいたい。

 

 試合。1回表に中田翔の2ランで2点を先制されます。まあ~あっさり失点しましたね。

 初回2失点ならまだセーフ。

2-2と同点になった3回表。先頭の2番・大田にデッドボールを当て、3番・近藤に粘られて長打を打たれ、無死2・3塁のピンチを作る。絶体絶命のピンチ、何点失うのかとヒヤヒヤしていたが、ここはゴロ間のみの1点で凌ぐ。しかし、4回も先頭打者に四球。しかしここも、相手のバントミスに助けられるなど無失点。自己最長記録の5回完了を目指すイニングへ。しかし、5回も先頭打者に四球。

 四球は何も生まないんだ。これを理解してくれ。四球にならずとも、3ボールと言うカウントを今日は良く見た。自分から窮屈になりに行って、四球を恐れて真ん中付近にストライクを入れに行っては、一軍の主力であればヒットの確率は跳ね上がる。自分の球を活かし、理想の投球をしたいなら、まずはカウントを悪くしないことだ。これは絶対。9人全員が初球を狙う事なんてまず無いんだから、1球目くらいは多少甘くても良い、くらいに思わなきゃダメ。そういう意味では、投手は特に気持ちで負けてると、打ち取れる打者も打ち取れない。打者に余裕を与えて、狙い球を絞られるだけだ。

 

結果で言えば5回3失点。微妙な数字ではあるが、これが相内誠の投球成績と考えると、期待以上の結果にはなったと思う。ここから、一軍で勝利投手になるためには、もうワンランク上にならなくてはいけない。6回表の試合を見つめる相内誠の目は、次戦を見据えた闘志が透けて見えるようだった。5回3失点の内容を「悔しい」と思えるなら、その先は必ずある。負けるな、勝つんだ、相内誠。

 

 

この時点で試合はF3-2Lです。相手先発の高梨は3~6回を無安打に抑える快投。その間に6回は野田が、7回は平井が共に被弾するなどで、ファイターズの点数は8点に。こんなん想像しない方がおかしいじゃないですか。

 7回裏。7番・森友哉の四球、9番・金子一輝二塁打でチャンスを作ると、球数が110を越え疲れが見えてきた高梨に交代の気配。1番・秋山を迎える場面。左殺し宮西を出すのか、高梨の踏ん張りを信じるのか。この継投の選択はとても難しいと思う。

 

宮西は例の試合にも登板していて、8回裏に一点差となった場面の二死2塁の場面で、秋山を空振り三振に切っている。しかし、その秋山は昨日のホークスとの試合で、似たような左殺しの嘉弥真相手にホームランを打っている。

高梨は言うまでも無く例の試合の先発投手。その試合でも110球を越えた7回に1アウト1・2塁のピンチを作るも、7番栗山、8番中村を打ち取って7回を完了している。

 

ファイターズベンチの選択は、高梨続投。しかしその初球に昨日と同じようにライト方向へ伸びる打球はフェンスへ。これが2点タイムリーツーベースとなりF8-4L。ここで2番・源田相手に宮西を投入。消えていくようなスライダー相手に食らいついていくが、最後に上手く拾ってライト前へ行った打球を、大田泰示がスライディングキャッチでアウト。珍しく源田が少し物に当たるシーンもある等、緊迫したプレーであった。

 幸せですよぼくは。

 

8回裏にも5番・栗山の四球から、6番・外崎の右中間を破るツーベースでF8-5L。ツーアウトからだったが、得意の石川直也に今日も土を付けた格好となった。続く7番・森友哉も粘りを見せたが打てそうな感じではなく、石川が最後までストライクを投げ続けレフトフライ。3点差で最終回へ。

9回裏、クローザーのトンキン相手に、先頭の8番・岡田が上手いヒットで出塁する。ここに代走・金子侑司を起用。

 この3分の間に何があったのか。

 

まずは「代走・金子侑司」の意義について。とにかく1点目を入れて、流れをチームに引き寄せたい場面で、ライト前ヒットで1・3塁、外野の間を抜けてホーム生還が期待できる、ところの起用でしょう。もちろん、ランナーが溜まればクリーンナップの本塁打もありますから、3番・浅村まで回れば2アウトになっていても「ホームランが出れば同点」の機会が作れるわけです。

 

しかし何を勘違いしたのか、金子侑司さん盗塁を仕掛けたのです。余程ご自身の盗塁技術に自信がお有りだったのでしょうが、いま大事なのはランナーがどこにいるか、ではありません。ランナーがいるか、いないかです。1%でもランナーが無くなる可能性のある作戦は、取るべきではないのです。併殺でなくなるのとは、訳が違う。何故走ったのか。それはチームの勝利のための作戦だったのか。頭を使え、金子侑司。

 ※このツイッタラーが西武で一番応援している選手は、金子侑司さんらしいです。

 

 

 

【試合結果】

日 201 001 400 | 08 13 0

西 110 000 210 | 05 07 0

 

【投手成績(ライオンズのみ)】

41 相内誠 5

打者23人 被安打4 被本塁打1(1回中田・2ラン) 与四球4 与死球1 奪三振3 自責点3 球数92

23 野田昇吾 1 0/3

打者5人 被安打2 被本塁打1(6回杉谷・ソロ) 奪三振1 自責点2

 

25 平井克典 1

打者7人 被安打4 被本塁打1(7回近藤・3ラン) 自責点3

66 松本直晃 2

打者9人 被安打3 奪三振1 自責点0

 

【安打内訳(ライオンズのみ、丸数字は打点)】

1本:金子一輝

2本:秋山②・外崎①・岡田①

3本:

 

 

【連続安打・連続無安打情報】

連続出場・連続安打継続選手

5試合:秋山(2,3,1,4,2)

4試合:金子一輝(1,1,2,1)

2試合:

出場打席連続安打継続選手

 

出場試合連続無安打

4試合:金子侑・木村

3試合:松井

2試合:熊代

 

【失策情報】

なし

 

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【総評】

 逆にこれだけ戦犯が明確だとスッキリすんな。

 

*1:先発投手の場合、基本的には5イニング以上を投げ、チームが勝っている状態で発生する。

6回以降に降板した場合は、その後チームがリードを守り続ければその試合の「勝ち投手」となる。

 

例えば先発投手として5イニングを無失点で抑えて降板した場合。

味方が5回までに5点を取っていて、5-0とリードの場面で降板した場合、9回までに5-0から5-4にされても、追いつかれなければ先発投手に勝ちが付く

②同様の場面に、先発投手が降板後の7回に味方が更に5点を追加し10-0になった後に、10-9まで追い上げられても、同点にならない限りは勝ちは先発投手に付く

5回を投げ切った場面で0-0だった場合、5回を投げ切った直後のイニング(5回裏、または6回表)に味方が点を取って、上記①②の条件をクリアしたら、先発投手に勝ちが付く

④同様の場面に、6回にも先発投手が続投して1失点し0-1とされ、6回を投げ切り降板した場合も、この直後のイニングに味方が逆転し、上記①②の条件をクリアしたら、先発投手に勝ちがつく