渋井式クロスファイア

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【087】2017プロ野球異種データ表彰部 2.「個人応援歌」

かっとばせー!すずこ!

 

 

こんにちは。渋井です。

データと言うかもうまとめ。

 

 

タイトルの通り「個人用応援歌」の多い順番にランク付けして行きます。12球団でどこが1番汎用応援歌を使う割合が低いのか、まあある程度野球を見ている方は1位の想像はつくと思いますが。

条件を何点か説明します。

  • 集計条件は「その選手のために割り振られた応援歌」です。過去に使われていた曲の流用により現在の選手に割り振られた楽曲はカウントしますが、限定復活等により演奏された楽曲(ロッテ三木選手・オリックス大城選手等)はカウントしません。
  • 1選手に2楽曲ある場合は2曲をカウントしますが、前奏がある選手はそれにはカウントしません。ただし、チャンス時限定で前奏が入る選手はカウントしています。
  • 応援歌中にコールを挟みメロディが変わる選手(オリックス安達選手、駿太選手、若月選手・ロッテ荻野選手)は、今回は2曲分として扱います。

 

それでは順位の発表です。

 

1位:ソフトバンク 
投手 外国人4投手以外
野手 69.曽根海成 以外
育成 4選手に個人応援歌あり

当然の1位。応援歌を作る速度がダントツで早い。入団時に作られる事が多いので、歌詞が特徴的でない事があるが、どんな選手が出て来ても汎用曲祭りになる事が無い。2軍戦でも応援団が行ったりすることはあるんだろうか?それならこの曲数も頷ける。

 

2位 :巨人 31人34曲
00.寺内崇幸 2.陽岱鋼(1)(2) 6.坂本勇人 7.長野久義 8.片岡治大 9.亀井善行(1)(2) 10.阿部慎之助(1)(2) 12.脇谷亮太 15.澤村拓一 17.大竹寛 18.杉内俊哉 19.菅野智之 22.小林誠司 23.相川亮二 25.村田修一 26.内海哲也 27.實松一成 30.宮國椋丞 31.松本哲也 32.橋本到 33.マギー 35.西村健太朗 36.桜井俊貴 38.岡本和真 39.マイコラス 47.山口鉄也 54.高木勇人 57.藤村大介 58.立岡宗一郎 61.中井大介 90.田口麗斗

2曲持ち選手は何れも個人コール。他にもラッパを使わない形で坂本・長野・村田・松本・立岡各選手にそれぞれ存在する。巨人の個人応援歌はメロディが難しく、独特な楽曲が多い。それ故に簡単に歌えるチャンステーマの声量が明らかに大きくなってる印象。ちなみに、今季引退・退団等で8人8曲の応援歌がお蔵入りとなる。これは全球団で最多。と思ったがこれもソフトバンクの方が多いか。

 

3位:ロッテ 22人30曲
0.荻野貴司(1)(2) 1.清田育宏 2.根元俊一 3.角中勝也 5.ダフィー 6.井口資仁(1)(2)(3) 7.鈴木大地(1)(2) 8.中村奨吾 9.福浦和也(1)(2)(3) 10.サントス 22.田村龍弘(1)(2) 24.吉田裕太 25.金澤岳 32.高濱卓也 38.伊志嶺翔大 42.パラデス 50.大嶺翔太 53.江村直也 54.ペーニャ 59.細谷圭 65.加藤翔平 66.岡田幸文(1)(2)

1人3曲持ちはロッテのみ。井口選手は「6番背負った~」・「井口打て~」からの「打て井口 頼むぞ井口」、福浦選手は固有ヒットコールと通常応援歌とレッツゴー習志野。荻野選手は先述の通り。他は純粋な2曲持ち。岡田選手は(1)が前奏としても使われている。井口選手が引退し監督就任となったが、応援歌を引き続き使うのか注目中。自他称共に「12球団一の応援」と言われる事が最も多い球団で、応援歌前の選手コール1つとっても声量が段違い。応援歌も一般的なリズムの曲は少なく、ジャンプ応援を頻繁に使用しています。特にビジター球場の時のロッテは本当に怖いです。

 

4位:西武 24人25曲
0.木村昇吾 1.栗山巧 2.金子侑司 3.浅村栄斗 5.鬼崎裕司 6.源田壮亮 8.渡辺直人 9.大崎雄太朗 10.森友哉 16.菊池雄星 27.炭谷銀仁朗 32.永江恭平 33.山川穂高 35.牧田和久 37.岡田雅利 44.外崎修汰 49.上本達之 51.木村文紀 55.秋山翔吾(1)(2) 58.熊代聖人 60.中村剛也 65.斉藤彰吾 88.坂田遼 99.メヒア

秋山選手はチャンス時前奏あり。他にも炭谷・メヒア両選手は前奏がいつもよりゆっくりな始まり方をしたりするけど、ここではノーカウント。あと投手のテーマとかここ数年聴いてない。最近は毎年不思議な応援歌を発表している。金子選手レベルで驚いてた時期が懐かしい。今年発表の外崎選手のなんかはもう慣れたものよ。代表選での他球団ファンの歌いにくさは群を抜いてたと思う。

 

5位:オリックス 16人23曲
1.中島宏之(1)(2) 3.安達了一(1)(2) 4.モレル 5.西野真弘(1)(2) 8.駿太(1)(2) 9.ロメロ 22.伊藤光 24.宮崎祐樹 31.小谷野栄一 33.縞田拓弥 37.若月健矢(1)(2) 38.小島脩平 46.川端崇義(1)(2) 50.小田裕也 55.T-岡田(1)(2) 62.山崎勝己

安達・駿太・若月各選手は先述の通り。中島・T-岡田両選手はチャンス時前奏・本編微変更有り、川端選手は演奏開始の最初の1回目のみ違う。西野選手は2曲持ち。モレル選手は専用コールのみで、通常応援歌は外国人選手汎用曲。

全球団を見ても1番流用が多い球団と思う。それだけ過去に名曲が多いんだが、それでいて新曲を作るとこれがまた良い。ただ言葉選びがいたく厨二心をくすぐってくるような難しい漢字が多く、初見では歌いにくい。メロディもトランペット演奏は綺麗なんだけど、どこを歌うのかが慣れないと分からなかったりする。ちなみに、割り振られている選手が16人と言うのは、最少人数タイです。厳密に言えばモレル選手がコールだけなので「応援歌」としては15人、最少ですね。

 

6位:DeNA 21人21曲
0.山崎憲晴 2.ロペス 3.梶谷隆幸 4.荒波翔 5.倉本寿彦 6.白崎浩之 7.石川雄洋 9.黒羽根利規 10.戸柱恭孝 25.筒香嘉智 32.高城俊人 33.乙坂智 37.桑原将志 39.嶺井博希 42.エリアン 50.下園辰哉 51.宮崎敏郎 55.G.後藤武敏 61.松本啓二朗 67.田中浩康 98.シリアコ

黒羽根選手はシーズン途中で移籍となったが、移籍球団で曲が作られなかったためこちらでカウントしました。DeNAは応援歌のあとの「かっとばせー!」の部分が特徴的。有名なのは筒香選手の「Go!Go!筒香!」か。他にもロペス(チャモ!チャモ!ロペス!)・下園(ゾノ!ゾノ!ゾノレッツゴー!)・G.後藤武敏(Go!Go!ゴメス!)各選手や、そもそも叩き方の違う乙坂選手の例がある。

 

7位:日本ハム 19人21曲
2.杉谷拳士(1)(2) 3.田中賢介 4.飯山裕志 5.レアード 6.中田翔(1)(2) 7.西川遥輝 8.近藤健介 9.中島卓也 11.大谷翔平 12.松本剛 18.岡大海 26.淺間大基 27.大野奨太 33.大田泰示 37.矢野謙次 38.石井一成 52.ドレイク 56.市川友也 64.谷口雄也

中田選手はチャンス時前奏有り、杉谷選手は両打ち選手で、左右打席別にメロディが変わる。歌詞は同じ。前奏でいえば田中賢介・西川両選手にも付く時がある。ただチャンスだけじゃ無いような……?中田選手のチャンス前奏は、かつて札幌ドームに震度3の大揺れを起こした稲葉篤紀氏の名物応援「稲葉ジャンプ」のようなものなんだが、どうも浸透してないように感じる。それよりもその前に掛かる登場曲「PERFECT HUMAN」が盛り上がりすぎているからだろうか。

 

8位:中日 18人21曲
2.荒木雅博 3.高橋周平 4.藤井淳志 6.平田良介 7.森野将彦 8.大島洋平 23.遠藤一星 31.野本圭(1)(2) 38.松井雅人 40.桂依央利 42.ゲレーロ 45.杉山翔大 51.京田陽太(1)(2) 53.亀澤恭平 55.福田永将 62.工藤隆人 63.堂上直倫 66.ビシエド(1)(2)

野本・京田両選手は交互演奏、ビシエド選手は個人チャンステーマ持ち。中日は数年前に応援団が入れ替わった関係で応援歌を一新したので、ある程度中日在籍歴のある選手は過去に使われていた楽曲がある事もある。今年引退した森野選手のセレモニーでは、その過去作の応援歌をファンが率先して歌っていた。どちらが名曲か、という議論は不毛だが、個人的な好みでは未だに分かれそう。自分は大島選手に限り過去作の方が好きです。

 

9位:ヤクルト 19人20曲
0.比屋根渉 1.山田哲人 2.大引啓次 3.西浦直亨 4.バレンティン 5.川端慎吾(1)(2) 8.武内晋一 9.飯原誉士 10.荒木貴裕 30.西田明央 33.畠山和洋 41.雄平 42.坂口智隆 46.谷内亮太 50.上田剛史 52.中村悠平 59.今浪隆博 60.三輪正義 91.鵜久森淳志

川端選手は個人チャンステーマ有り。優勝した2015年を境に現存3曲(畠山・雄平・上田)に歌詞変更が行われた経緯がある。その時に松井淳という選手の応援歌も変更があったんだが、この曲がかなり好きなんで誰かに流用してほしい。藤井選手あたりに合うと思うんだが。山田選手の応援歌の前奏は12球団筆頭レベルの知名度

 

10位:広島 19人19曲
2.田中広輔 4.小窪哲也 6.梵英心 7.堂林翔太 9.丸佳浩 10.岩本貴裕 25.新井貴浩 27.會澤翼 31.石原慶幸 33.菊池涼介 35.下水流昂 37.野間峻祥 38.赤松真人 44.松山竜平 49.天谷宗一郎 51.鈴木誠也 55.エルドレッド 60.安部友裕 63.西川龍馬

全選手、最初の1回を歌い終えたら、2回目以降は選手の名前をリズムに合わせてコールする通称「スクワット応援」が定番。初めてカープの応援に行った人も、1回の1番・田中選手から声が出せると思います。ただチャンステーマは少し複雑なので、ここまでやり切りたい場合は予習が必要。最近はチーム成績や女性人気の向上に伴いファンが増えまくっているので、今野球に興味を持つなら1番良い球団だと思います。

 

11位:楽天 18人19曲
4.岡島豪郎 5.茂木栄五郎(1)(2) 6.藤田一也 7.松井稼頭央 8.今江年晶 9.オコエ瑠偉 23.聖澤諒 24.福田将儀 32.枡田慎太郎 33.銀次 35.島内宏明 37.嶋基宏 40.ウィーラー 44.足立祐一 48.伊志嶺忠 54.ぺゲーロ 55.西田哲朗 56.中川大志

茂木選手は2曲の交互演奏。ラッパは無いけど茂木選手は固有コールもあります。本拠地・koboパーク宮城ではラッパの使用が出来ないためアカペラ応援になるので、こちらは応援歌を覚えようとするには1番難易度の高い球団かも知れません。

 

12位:阪神 16人16曲
00.上本博紀 0.大和 1.鳥谷敬 2.北條史也 5.西岡剛 7.糸井嘉男 8.福留孝介 9.高山俊 14.能見篤史 24.横田慎太郎 25.江越大賀 32.新井良太 49.今成亮太 68.俊介 94.原口文仁 99.狩野恵輔

1番個人応援歌が少ない球団は阪神でした。今季20本塁打の中谷将大・新人ながら4番も打った大山悠輔にもまだ個人応援歌はありません。そのためか、汎用曲はとても覚えやすく歌いやすいです。全体的にどこか昔懐かしい曲調で、演奏も他球団と比べるとゆっくりめな気がします。

 

 

いかがだったでしょうか?2回目にしてもう野球の成績とは関係なくなってしまいましたが、楽しんでいただけていれば嬉しいです。応援歌が気になった方は、ニコニコ動画の「選手別応援歌」のタグを検索していただければ、球団ごとに全選手の応援歌が入った動画があると思います。自分も何本か動画を投稿しているのでそちらもよろしくお願いします。それでは。