渋井式クロスファイア

野球観戦記。他いろいろ。

【293】2018年・埼玉西武ライオンズ GAME.143+【クライマックスシリーズ ファイナルステージ 第1戦】

143以上が出来る喜びです。

 

 

こんばんは。渋井です。

現地でした。

 

10月17日 18:00~ Game:143+ vs Hawks @メットライフドーム

Pacific-league climax series (final stage) Game:01

Hawks 0-1 Lions(+1 Advantage)

 

Starting Line-UP

【先攻:福岡ソフトバンクホークス

 4 2B 川島慶三

51 RF 上林誠知

27 LF ユリスベル・グラシアル

 9 CF 柳田悠岐

54 DH アルフレド・デスパイネ

 7 1B 中村晃

 3 3B 松田宣浩

22 SS 西田哲朗

62 C 甲斐拓也

44 P リック・バンデンハーク

【後攻:埼玉西武ライオンズ

55 CF 秋山翔吾

 6 SS 源田壮亮

 3 2B 浅村栄斗

33 1B 山川穂高

 1 LF 栗山巧

60 3B 中村剛也

10 DH 森友哉

27 C 炭谷銀仁朗

 8 RF 金子侑司

16 P 菊池雄星

 

【渋井の戦評】

思ったより決戦の刻は早くやってきた。他の人はどう思っているのだろうか。札幌でリーグ優勝が決まり、シーズンの143試合目が終わり、フェニックスリーグに一軍メンバーが顔を出し、13日から福岡で行われていたファーストステージでは、1勝1敗で迎えた第3戦に、2位・ホークスが3位・ファイターズとの戦いを制し勝ち上がってきた。われわれの宿敵・ホークスが、今度は挑戦者として向かってくるのだ。王者の貫録を見せよう、なんて思ってはいない。極端に言えば我々こそが挑戦者なのかもしれないからだ。2008年以降我々から遠ざかってきた栄光に、ホークスは5度も輝いている。今やパ・リーグの常勝球団となりつつある敵に対して、胸を貸す余裕はない。一戦必勝。一球入魂。

 

試合。先発は菊池とバンデンハーク。どちらも得意とする相手ではないが、菊池は先日9年目にしてようやく初のホークス戦勝利を挙げたほどのホークスアレルギーで、もうそんじょそこらの「苦手」とは格が違う。もちろん、バンデンハークを打力で叩くことは可能だろうが、それ以上に失点したら負けることを考えないといけない。すると、頼みの綱はリリーフになる。筆頭はロング待機となった十亀。松田との極端な対戦成績の悪さを除けば、対ホークスへの伏兵として申し分なし。そこから小刻みに勝ちパターンをつなげれば、シリーズの流れも問題ないだろう。

先制点はホークス。1回表二死から3番・グラシアル、4番・柳田の連打であっさり。この間にバッテリーエラーがあったりして、こちらとしてはいきなり不満ですよ。それでも3回裏にランナーを1人置いて、2番・源田、3番・浅村の連続タイムリーで逆転に成功。「勝てる」雰囲気は作れました。

 

しかし、4回表にその雰囲気が壊れます。先頭の5番・デスパイネが弾丸のような打球でセンター前ヒット、二死を奪い8番・西田。前の打席にも四球を与えていた西田に対して、ここも2ボールとカウントを悪くすると、3球目のカウントボールをライト方向へ痛打。9番・甲斐には決め球の変化球をことごとく見極められ、最後まで決めきれずに四球。1番・川島はここまで2打席は抑えていたのに、やはり西田同様カウントを悪くし、0-2から3球目のカウントボールを痛打。更に2番・上林、3番・グラシアルにも連続タイムリーを打たれこの回一挙5失点。あとで見返すとこのイニングは甲斐に与えた四球を悔やむ声が大きかったが、自分は西田への勝負の仕方から問題はあると思う。下位打線をナメていけとは言わないまでも、警戒をし過ぎるが故に自らの首を絞めるように投球の幅を狭めていき、結局カウントが悪くなってから四球、狙い球を絞られて痛打、西田への投球で反省するならまだしも、続く川島にも全く同じことをやられ、いよいよあほくさい。それでもこのイニングの直後の4回裏、先頭の5番・栗山にホームランが出たことでまだ前を向けた。

それでも反撃虚しく、失った5点は重かった。6回に1点ずつを取り合い、更に7回にも3点を失い、これが敗着。何といっても先発の粘りが今日の雌雄を分けましたね。7点取った打線をバックにした6回4失点のバンデンハークは、十分粘ったと言えるでしょう。

 

【試合成績】

ソ 100 501 300 | 10 16 1

西 002 101 000 | 04 08 1

 

【投手成績】

ライオンズ

16 菊池雄星

投球回5 被安打9 与四球2 失点6

21 十亀剣

投球回1 0/3 被安打3 与四死球0

25 平井克典

投球回1/3 被安打1

44 小川龍也

投球回2/3 被安打2

48 武隈祥太

投球回2 被安打1

 

ホークス

44 リック・バンデンハーク

投球回6 被安打7(被本塁打2) 与四死球0 失点4

18 武田翔太

投球回1

57 嘉弥真新也

投球回2/3

14 加治屋蓮

投球回1/3

38 森唯斗

投球回1 被安打1 与四球1

 

 

【安打内訳(丸数字は打点)】

1本:源田①・山川①・栗山①・中村・森・金子侑司上林②・柳田①・デスパイネ・松田・西田・内川・長谷川

2本:浅村①

3本:川島③・グラシアル②・中村

 

 

【総評】

まだイーブンですからね。

アドバンテージ様様。