こんな出来過ぎたストーリーで、「筋書きのないドラマ」ですか?
こんばんは。渋井です。
今すぐこの現実を脚本として書いてください。
9月28日 18:00~ Game:136 vs Hawks 23回戦@メットライフドーム
Last:08 Rank:1(M3)
Starting Line-UP
【先攻:福岡ソフトバンクホークス】
51 RF 上林誠知
4 2B 川島慶三
27 LF ユリスベル・グラシアル
9 CF 柳田悠岐
54 DH アルフレド・デスパイネ
7 1B 中村晃
3 3B 松田宣浩
0 SS 高田和季
62 C 甲斐拓也
41 P 千賀滉大
【後攻:埼玉西武ライオンズ】
55 CF 秋山翔吾
6 SS 源田壮亮
3 2B 浅村栄斗
33 1B 山川穂高
1 LF 栗山巧
60 3B 中村剛也
10 DH 森友哉
27 C 炭谷銀仁朗
8 RF 金子侑司
16 P 菊池雄星
【渋井の戦評】
対ホークス18戦無勝の菊池雄星vsメットライフドーム先発試合10戦無勝の千賀滉大という、なんだかよくわからない大一番。エース同士の投げ合いと言っていいのだろうか。千賀は福岡での西武戦には今季も勝利しているので苦手意識で言えば雄星の方が上だろうか。まあ、この場に於いてそんな記録は今年の優勝の感動を増長させるための伏線でしかないので、更に盛り上げていきましょう。心配は何一つありません。これはドラマなのですから。
試合。初回に4番・山川が第46号スリーランで簡単に3点を先制。1回表に雄星が三者凡退で立ち上がったのとは対照的に千賀は早速崩れた。しかしこの3点だけで易々と引き下がるチームでないのがホークス。それは知っているし、そうでないとライバルチームとしての倒し甲斐が無い。それでも3回表、ミスからの失点と言うのは頂けなかった。先頭の9番・甲斐がヒットで出塁し、1番・上林が一塁方向へバントヒットを狙う。この打球を山川が処理し、一塁へトスした球がちょうど打者走者の背中へ行き、ベースカバーに入った浅村のグラブが届かない。これにより更に走者を進め無死2・3塁。内野ゴロにより1点を返され、次の打者を三振。二死3塁で4番・柳田。剛球でバットをへし折りボテボテの内野ゴロを打たせるも、その打球と折れたバットが並行するようにセカンドへ。浅村は前に出ることが出来ず、一塁送球はセーフ。内野安打により1失点。更に5番・デスパイネに痛烈な二塁打、6番・中村晃にうまくレフト前へはじかれこの回で一気に同点まで持っていかれる。それでも幸運だったのは、中村の打席中に、雄星の投じたワンバウンドのボールが球審に当たり暴投による失点を防げたこと。7番・松田を打ち取り同点止まりで終えられたところに、このドラマのズルい部分を感じますね。
千賀は初回以降立ち直り、着実にアウトを積み重ねていくが、打線の中に1人だけ異常なほどに意識している打者がいた。4番・山川だ。2回以降、無安打に抑える中、出したランナーは四球2つのみ。その2つの四球が、どちらも山川なのだ。特に6回裏の第3打席。ボール球2球を豪快に空振りした山川が、簡単に追い込まれたのに、勝負のラストボールが決まらない。確かに山川もよく最後空振りしなかったとは思うが、千賀が根負けしていると言えるだろう。そしてこの沈黙が続く試合中盤に、ライオンズが試合を動かすとしたら。やはり得点源はホームランなのである。6回裏にしてこれが今日のライオンズの最後の安打。そしてこれがマジック:1へと前進するために描かれたシナリオの、最大の山場である。
6番・中村剛也の第28号ツーランショット。ビッグフライ・オカワリサン!
結局雄星は7回表を三者凡退に抑えたところで降板。8回表のマーティンが絶好調の6番・中村晃にヒットを許すも、7番・松田にフルカウントから打たせたショートゴロ6-4-3。一時はセカンドセーフの判定もリクエストによりアウトに覆り併殺が完成。9回表のヒースも先頭打者に四球を出すも、代打攻勢の相手左打者を1人ずつ抑えて勝利。菊池雄星、プロ入り通算19戦目のホークス戦にようやく初白星が付きました。
【試合成績】
ソ 003 000 000 | 03 09 0
西 300 002 00X | 05 03 1
【投手成績(ライオンズのみ)】
16 菊池雄星
投球回7 打者31人 被安打8 与四球2 奪三振6 失点3 自責1 球数105
42 カイル・マーティン
投球回1 打者3人 被安打1 奪三振1
68 デュアンテ・ヒース
投球回1 打者4人 与四球1 奪三振1
【安打内訳(ライオンズのみ、丸数字は打点)】
1本:秋山・山川③・中村②
2本:
3本:
【失策情報】
1B山川 3回、無死1塁から1番・上林のバントを処理し、一塁へトスした球が悪送球となり、2走者の進塁を許す。
【順位表】
(順位~球団名~勝利-敗北-引分~貯借金~残試合数~1位とのゲーム差)
1 埼 玉 西 武 84-50-2 +34 07 M01
2 ソフトバンク 75-57-1 +18 10 -08.0
3 日 本 ハ ム 70-61-3 +09 09 -12.5
4 オ リ ッ ク ス 60-72-5 -12 06 -23.0
5 千 葉 ロ ッ テ 56-71-3 -15 13 -24.5
6 東 北 楽 天 55-78-3 -23 07 -28.5
【総評】
いよいよM1です。
明日の試合開始は13時です。16時頃には吉報が届くのではないでしょうか?ぼくは現地観戦です。みなさん、優勝しましょう。