久々にやりたくなったので
こんにちは、渋井です。
1年ぶりの記事が大長編
2023年の埼玉西武ライオンズの全日程が終了しました。シーズン中盤から上位争いからは脱落し、終わってみれば5位。今季は昨オフFA移籍による森友哉の退団がどれほどチームに影響するか?がポイントでしたが、前年の3番打者だけでなくWBCでのキャプテン源田の故障により2番打者も開幕不在、さらには4番打者も事実上のチームからの離脱を余儀なくされる事態に加え、一向に定着する選手が見つからない1番打者問題など、厳しい打線事情が解決せず。悔しい順位となりました。その中では投手、特に先発投手の奮闘は光る物がありましたね。さっそく「全選手」詳しく振り返っていきましょう。
1 栗山巧 Takumi Kuriyama 1983.09.03 高卒22年目
77試合 .217(157-34) 7本塁打 19打点 出塁率.346
盗塁1(失敗0) 犠打0 失策0 OPS.721
「ミスターレオ」栗山。今季も彼の打棒は健在。が、シーズン序盤は実はそうでもなく、四球は選べているものの安打が出ず、打率は1割前半の時期が長かった。それでも7月に8試合の出場ながら月間打率.320と3本塁打を記録すると、8月も打率.296、2本塁打と同期・中村剛也と共に後半の打線の中心を交互に担い続けた。出場はDH・代打に限られ、今季は守備に就く機会は一度もなかった。来季も勝利に向かって進み続ける。
2 岡田雅利 Masatoshi Okada 1989.06.30 高卒社会人10年目
0試合 .---(0-0) 0本塁打 0打点 出塁率.---
盗塁0 犠打0 失策0 OPS.---
「森友哉の離脱」は、打線の戦力ダウンに加え、「正捕手の離脱」を意味するもの。その中では、他の捕手では1番経験のある岡田が開幕前には期待を背負った。が、今年もケガに悩まされ続け、終わってみれば1軍出場は無し。それどころか、2軍でも出場は無し。いやー、キツいでしょ。
3 山川穂高 Hotaka Yamakawa 1991.11.23 大卒10年目
17試合 .254(59-15) 0本塁打 5打点 出塁率.290
盗塁0 犠打0 失策2 OPS.612
今年のチームは彼に振り回された1年となりました。今更騒動について言及する気にもならないし、「山川がいたら打線は多少マシだった」みたいなこともぶっちゃけそんなに思ってません。やっぱね、野球選手は野球で話題になるだけでいいんですわ。
4 山野辺翔 Kakeru Yamanobe 1994.05.24 大卒社会人5年目
35試合 .205(39-8) 0本塁打 2打点 出塁率.244
盗塁6(失敗2) 犠打2 失策1 OPS.475
数年後にサムネで驚くでしょうね。内野守備と代走を専門職とする山野辺が、1番スタメン、しかもDHで起用するのが最適解だった日があるんです。この起用が当たったあたりから「松井監督の抜擢起用は当たる」みたいな風潮があった。
5 外崎修汰 Shuta Tonosaki 1992.12.20 大卒9年目
136試合 .260(503-131) 12本塁打 54打点 出塁率.338
盗塁26(失敗3) 犠打3 失策13 OPS.738
外崎の残留は最大の補強。躍動感満載の二塁守備、打率を取り戻した打撃、健在の長打力、高い成功率を残した上でのリーグ3位の盗塁数を記録した走力。そして打席・ベンチでの舞踊。まさに令和の5tool player。打順を変えようと監督に思わせてしまう調子の浮き沈みの激しさは課題なので、来季は「3番・二塁手」で西武打線の中心へ駆け上がれ。
6 源田壮亮 Sosuke Genda 1993.02.16 大卒社会人7年目
100試合 .257(397-102) 0本塁打 22打点 出塁率.307
盗塁5(失敗6) 犠打8 失策9 OPS.607
外崎同様昨オフの契約更改で複数年契約を結び「生涯ライオンズ」を誓ったキャプテン。WBCで走塁時二塁に帰塁する際に指を負傷した影響で、今季初スタメンは5月26日(44試合目)と出遅れたうえ、翌27日にはプロ初の「5番」スタメン、6月8日には「1番・DH」スタメンなどチームも迷走していたが、終わってみれば源田本人は安定した成績。来季はかつて5年連続で達成していた「.270」をクリアし、成功率の高い盗塁数にも期待したいところ。
7 金子侑司 Yuji Kaneko 1990.04.24 大卒11年目
47試合 .179(84-16) 0本塁打 2打点 出塁率.222
盗塁1(失敗2) 犠打1 失策0 OPS.448
あったね、「働け」問題。今年は開幕戦に9番スタメンを勝ち取り、以降も7月まで1軍に残り続けたものの、スタメンでも控えでも目立った活躍を継続することは出来ず、8月1日に1軍を離れ、そのまま再び1軍に呼ばれることなくシーズン終了。金子本人にとっては、今シーズンも結局外野手のレギュラーは誰一人定着していないので、来季以降の復活のチャンスはまだあります。その瞬間を掴め。
8 渡部健人 Kento Watanabe 1998.12.26 大卒3年目
57試合 .214(192-41) 6本塁打 25打点 出塁率.273
盗塁2(失敗1) 犠打0 失策4 OPS.648
個人的にはぜんっぜん期待してなかった。すみませんでした。大器の片鱗は見せてくれました。チーム事情もあり「4番・一塁手」が空きポジションになったことで巡ってきたチャンスを逃さなかった。シーズン終盤は多少息切れした感もあったが、来季以降これを糧としてくれればまだまだお釣り来ます。期待します。
9 蛭間拓哉 Takuya Hiruma 2000.09.08 大卒1年目
56試合 .232(198-46) 2本塁打 20打点 出塁率.280
盗塁0(失敗0) 犠打9 失策0 OPS.573
待望の外野手レギュラー候補の即戦力ドラフト1位。シーズン序盤は2軍で経験を積み、6月後半から1軍へ。下位打線を任されていたが、8月8日から1番で15試合、8月29日からはクリーンナップで15試合の連続スタメンなど、最終的には4番以外の全打順を経験した。個人的に「犠打9」が不要な数字に見える点が気になるが、チームとしても「将来の主軸」と期待しているのは間違いない。二軍では成功率100%の3盗塁を記録しているが、俊足巧打タイプになるのか、長距離砲になるのか、またはその両方をとるのか、楽しみな選手。
0 児玉亮涼 Ryosuke Kodama 1998.07.10 大卒社会人1年目
56試合 .221(122-27) 0本塁打 8打点 出塁率.244
盗塁2(失敗3) 犠打5 失策3 OPS.523
シーズン序盤の源田不在のショート問題を解決したのがドラフト6位ルーキーの児玉だった。本当に獲っておいてよかった。スタメンに定着した最初の1か月(4月)の打率.254、1失策が素晴らしかった。5月にやや調子を落とし、源田復帰もあり以降は出番が激減したが、それでも今季は十分な活躍だったと思います。
10 ペイトン Mark Payton 1991.12.07 来日1年目
57試合 .215(205-44) 5本塁打 22打点 出塁率.266
盗塁1(失敗2) 犠打3 失策3 OPS.593
評価難しいね。これが例えば20代前半の選手なら期待できるんだけど、32歳の補強選手と言われるとうーんとなる。ただ、来季ペイトン以上の補強が出来るかと言われると難しい。動画の通り積極的で献身的なプレーが目立つまじめな選手なだけに、日本野球に順応すれば化けそうな気もする。難しい。
12 渡邉勇太郎 Yutaro Watanabe 2000.09.21 高卒5年目
2先発 0中継 防御率0.82 11.0回 1勝0敗 0H 0S
浦和学院高校の同級生の蛭間が入団した今季、シーズン最終盤に先発すると、5回無失点・6回1失点と2試合とも見事にまとめた。高卒先発投手が次々と活躍するチームなだけに、5年目23歳とはいえ、悠長にステップを踏んでいるとあまりチャンスが無いのは少し向かい風か。
13 高橋光成 Kona Takahashi 1997.02.03 高卒9年目
23先発(4完投・2完封) 0中継 防御率2.21 155.0回 10勝8敗 0H 0S
エース。近年最高のエース。なんというか光成が10勝"しか出来てない"のが今のチームの現状なんだろうなと言う感じでもある。8月中旬に体調不良による離脱があり、その後の2登板が不本意だったことを考えれば、来季万全で臨めば防御率1点台もおそらく夢ではない。そうなれば、本人の夢も叶うんじゃないですかね。
14 増田達至 Tatsushi Masuda 1988.04.23 大卒社会人11年目
0先発 40中継 防御率5.45 38.0回 4勝4敗 6H 19S
今年のチームの「勝利の形」を難しくしてしまった1人。平良の先発転向もあり、中継ぎ・抑えの安定化を図るためには「増田の安定した成績」が必須だった。それでも40登板・19Sは最低限の責任を果たしたとは思う。抑える・抑えないは別として「9回・増田」と方程式に組み込める名前があることが大事。来季は1からのポジション争いへ。
15 宮川哲 Tetsu Miyagawa 1995.10.10 大卒社会人4年目
4先発 0中継 防御率7.16 16.1回 1勝2敗 0H 0S
中継ぎ時代からの課題である制球力は先発に転向しても治らず。2軍では17先発(103イニング)で39四球、防御率2.45と健闘しているだけに実力面の問題ではないのだろうか・・?どう扱うのが良いかより分からなくなったなあという印象。
16 隅田知一郎 Chihiro Sumida 1999.08.20 大卒2年目
22先発(2完投・1完封) 0中継 防御率3.44 131.0回 9勝10敗 0H 0S
ルーキーイヤーの昨年、悪夢とも言える「1勝10敗」の数字を残したが、今季同じく10敗を記録はしたが、9勝を積み重ねたのは大きな成長と感じる。負け方も昨年より見違えて良く、強力な先発投手陣の一角として、またその中で貴重な左腕として、意味のある存在になった。先発22登板は高橋・平良の23登板に次ぐチーム内3番目の多さ。来季は規定投球回到達、願わくば2年間の個人の負け越し「10」を1年で完済したい。
17 松本航 Wataru Matsumoto 1996.11.28 大卒5年目
20先発(1完投) 0中継 防御率3.47 116.2回 6勝8敗 0H 0S
剛腕揃いの西武先発投手陣の中では、緻密な制球力で勝負するタイプ・・・と思いきや、誰よりもストレートをゴリ押す本格右腕。しかも結構余計な四球も目立つタイプなので、これを「もったいない」と感じる方は多いんじゃないかと思う。松本が裏ローテにいる先発投手陣は贅沢でしかないので、今後も健康にローテーションを守り続けてもらいたい。
19 佐藤隼輔 Shunsuke Sato 2000.01.03 大卒2年目
0先発 47中継 防御率2.50 39.2回 1勝2敗 18H 0S
150km/hを越える速球を最大の武器に、今季セットアッパーとして実力を示した2年目左腕。同期の隅田と共に投手陣の希望となったことはとても喜ばしい。夏場以降はやや打ち込まれる場面もあり、数度の登録・抹消を繰り返したが、それでも9月には7試合の登板で被安打1・与四球1のみの月間防御率0.00でストロングフィニッシュ。中継ぎ投手は何よりケガに細心の注意を払い、息の長い活躍を期待したい。
20 浜屋将太 Shota Hamaya 1999.01.26 高卒社会人4年目
0先発 0中継 防御率-.-- 0回 0勝0敗 0H 0S
2年連続の1軍未出場。2軍では15先発98イニングを投げ、防御率4.68という成績。ケガ無く投げていればいつかチャンスが来るとは思うが、それはいつになることやら。2軍のイニングイーターもある意味重要な役割ともいえるが、ドラフト2位の即戦力を期待された投手がそれでいいのか?とは思う。
22 古賀悠斗 Yuto Koga 1999.09.10 大卒2年目
100試合 .218(239-52) 2本塁打 20打点 出塁率.294
盗塁1(失敗0) 犠打17 失策5 OPS.596
今季一番期待に応えた選手。かつての正捕手・森友哉が退団したチーム事情の中、捕手としてチーム最多の100試合に出場。打撃も下位打線として最低限の数字を残し、何より守備面で強肩・リード・ブロッキング等安心感のある存在になった。来季は今季の数字をベースに、打撃向上・チーム防御率「2.93」のさらなる良化にも一役買いたい。頂への道を、その手で掴め。
23 公文克彦 Katsuhiko Kumon 1992.03.04 高卒社会人11年目
0先発 7中継 防御率9.64 4.2回 1勝1敗 0H 0S
貴重な変則左腕リリーフ。いわゆる「左キラー」的な存在を期待しているが、毎年どうも左打者相手のほうが打たれているので、もはや謎の存在になりつつある。今季は9月12日に打者5人に対して被安打1・与四球3と自滅したことで完全に見切られてしまった。
25 平井克典 Katsunori Hirai 1991.12.20 大卒社会人7年目
0先発 54中継 防御率2.55 53.0回 4勝3敗 28H 0S
今季チーム最終戦で通算100ホールドを達成した鉄腕。今季はセットアッパーとして主に7回・8回に登板し、チーム最多の54登板を任された。昨年までは先発も兼任していたが、今季は中継ぎに専念。ランナーを出したり、ストライクゾーンの微妙な判定をされるたびに不服そうな表情をするのが印象的。FAしないでね
26 佐々木健 Takeru Sasaki 1996.05.13 大卒社会人3年目
0先発 21中継 防御率0.87 20.2回 0勝1敗 4H 0S
恐れていた事態が起きた。安定した投球が続いていた7月末、突然の登録抹消の報。ケガです。9月1日にTJ手術を終えたので、来季はリハビリです。
28 森脇亮介 Ryosuke Moriwaki 1992.07.13 大卒社会人5年目
0先発 31中継 防御率1.95 27.2回 2勝1敗 12H 3S
もっと恐れていた、恐れてすらいなかった恐怖が襲った。7月12日の登板を完璧に終え、7月14日に突然の登録抹消。もう絶対ケガですやん。と思ってたら、発表されたのは「右上腕動脈閉塞症」。8月8日に手術を終え、現在のニュースでは来季開幕には間に合わせる方向で調整中、とのこと。ゆっくりでもいいんで、復活してください。
29 青山美夏人 Minato Aoyama 2000.07.19 大卒1年目
1先発 38中継 防御率2.96 45.2回 0勝1敗 1H 3S
開幕時はクローザーに大抜擢、その後は僅差ビハインド・ロングリリーフ・ブルペンデーの先発などを務め、シーズン142試合目には3イニングを無安打無失点の好リリーフで締めた。結局開幕から一度も2軍へ落ちることなく、全日程を1軍で完走出来たのは、非常に意味のあることだと思う。今後どう起用していくのか注目していきたい。
30 マキノン David MacKinnon 1994.12.15 来日1年目
127試合 .259(464-120) 15本塁打 50打点 出塁率.327
盗塁1(失敗1) 犠打0 失策2 OPS.728
陽気な性格、堅い一塁守備、勝負強い打撃でチームの中心となった。8月後半に負傷離脱するまでチーム唯一の全試合出場しており、チーム全体が不振の中の頼みの綱となった。負傷から戻った9月に月間打率.340をマークするなど「対マキノン」のデータが揃った相手からもバッチリ。来季以降も期待したい選手の1人。契約するよね・・?
31 平沼翔太 Shota Hiranuma 1997.08.16 高卒8年目
67試合 .245(102-25) 2本塁打 6打点 出塁率.284
盗塁3(失敗1) 犠打1 失策1 OPS.647
主に代打・代走で移籍後最多の67試合に出場。5月前半に1度抹消があったが、それ以外の134試合で一軍に帯同した。内野全てのポジションに就けるユーティリティさも魅力で、スーパーサブとして存在感を放った。サードのレギュラー争いにも参加していたが、こちらは今季はライバルに譲る形に。来季再び勝負をかける。
32 山村崇嘉 Takayoshi Yamamura 2002.09.28 高卒3年目
4試合 .286(14-4) 2本塁打 3打点 出塁率.333
盗塁0(失敗0) 犠打0 失策0 OPS1.048
今季開幕戦に7番・遊撃手で1軍デビュー。この時は安打こそ出なかったものの安定した遊撃守備を見せたが、2試合の出場のみで一軍から抹消された。しかし10月1日に再び1軍に戻ってくると、翌2日のスタメンのチャンスでプロ初安打。さらに9回にプロ初本塁打を放つ。さらにさらに3日の第1打席でも安打を放つと、第3打席に2試合連続となる本塁打。これを獅子の希望と呼ばずに何と呼ぶのか。こちらも内野守備は全て任されるユーティリティ性を活かし、来季以降の出場の幅としたい。
33 古川雄大 Yudai Furukawa 2004.05.25 高卒1年目
0試合 .---(0-0) 0本塁打 0打点 出塁率.---
盗塁0 犠打0 失策0 OPS.---
高卒1年目の今季は、3軍の試合に出場。プロ入り間もない4月に2軍球場「CAR3219フィールド」で左中間に本塁打を放つなど、右打者の大型外野手としての期待がされる。来季は2軍で実戦を積み、早ければ1軍デビューもあるかもしれません。
34 髙松渡 Wataru Takamatsu 1999.07.02 高卒6年目
2試合 .000(1-0) 0本塁打 0打点 出塁率.000
盗塁1(失敗0) 犠打0 失策0 OPS.000
俊足自慢の若手二塁手。今季途中に中日からトレード移籍で加入。中日でも今季23試合の出場ながら1打席しか立っていないので、まさに「代走専門」の選手。2021年には9個の失敗もあるが15盗塁、123打席で打率.250を記録しているので、まったく打てないという訳では無さそう。まだ未知数な選手なので、今後に期待。
35 若林楽人 Gakuto Wakabayashi 1998.04.13 大卒3年目
36試合 .244(90-22) 1本塁打 7打点 出塁率.261
盗塁4(失敗2) 犠打2 失策0 OPS.616
ズバ抜けたスピードと、想像以上のパワーを秘めた潜在能力の高い選手。ただ、2010年代前半のマリーンズ荻野貴司のように、自分のエネルギーの出力に身体が追い付いていないような、ケガがちな選手なのが惜しい。「出れば活躍する」でも、「出なければ無意味」なので、どうにか健康でいてほしい。
36 山田陽翔 Haruto Yamada 2004.05.09 高卒1年目
0先発 0中継 防御率-.-- 0回 0勝0敗 0H 0S
甲子園のスターがドラフト5位で獲れるとは思わなかった。スターになれる器のある選手。主に3軍で出場していたが、2軍にも3試合登板。7.2イニングながら10与四球と課題を残した。いまのうちに克服しておきたい。
37 柘植世那 Sena Tsuge 1997.06.03 高卒社会人4年目
59試合 .184(125-23) 0本塁打 13打点 出塁率.214
盗塁0(失敗1) 犠打6 失策3 OPS.430
開幕前は「正捕手候補筆頭」として期待されたが、攻守全ての面で古賀に上回られ、さらに自身のケガもあり思うように出場機会を伸ばせなかった。プロ入り初の1軍無本塁打も寂しい。
38 野田海人 Kaito Noda 2005.03.18 高卒1年目
0試合 .---(0-0) 0本塁打 0打点 出塁率.---
盗塁0 犠打0 失策0 OPS.---
今季は主に捕手として3軍、人員不足もあり2軍にも少し帯同した。捕手は時間かけてもいいんで、じっくり大きく育ってください。
39 呉念庭 Nien-Ting Wu 1993.06.07 大卒8年目
41試合 .205(78-16) 1本塁打 11打点 出塁率.319
盗塁1(失敗0) 犠打1 失策1 OPS.614
2年前が.238、10本。去年が.227、5本。年々落ちてるのはやはりいただけない。相変わらずの出塁率の高さ、得点圏の強さはあるので、あとは常時確実性があれば、とは思うんですけどねえ。2軍成績も別格なので、もう一花咲いてほしいところ。
40 田村伊知郎 Ichiro Tamura 1994.09.19 大卒7年目
0先発 24中継 防御率1.52 23.2回 2勝1敗 6H 1S
相次ぐ中継ぎ投手の離脱に伴いチャンスが巡ってきたところで、完璧に役割をこなして見せた。今季はしきりに「今日が最後の登板と思って投げた」と言うようなニュアンスのコメントが本人から出たのが印象的だったが、いやいや何を仰いますか。まだまだ投げ続けていただきたいですし、必要不可欠な戦力になってますよ。
41 井上広樹 Hiroki Inoue 2001.07.17 高卒4年目
0先発 0中継 防御率-.-- 0回 0勝0敗 0H 0S
2年連続の一軍登板なし。2軍ではリリーフに専念し、24試合に登板。25.1回の投球回より多い26被安打を浴びるなど、厳しい数字が並ぶ。さらなるスケールアップが求められる来季。中継ぎ投手は投げられるだけで需要あるので、無理なくケガなく。
42 ボー Bo Takahashi 1997.01.23 来日2年目
0先発 28中継 防御率3.00 36.0回 0勝1敗 0H 0S
つまり優勝は。ビハインド時のイニングイーターの起用が多く、準備も難しいところだとは思うが、ここを補強選手に任せるのは良いと思う。その要望には応えたと言っていいでしょう。ただ、36イニングで7与死球は多すぎ。
43 羽田慎之介 Shinnosuke Hada 2003.12.25 高卒2年目
0先発 0中継 防御率-.-- 0回 0勝0敗 0H 0S
地元所沢出身の期待の星。野球選手系YouTuberのたいらげーむ氏が「期待の投手」として真っ先に名前を挙げたことで一層楽しみになった。実際、今季は2軍で8登板(5先発・29.1イニング)で防御率2.15と好成績を残している。来季の1軍デビューを目指す。
44 與座海人 Kaito Yoza 1995.09.15 大卒6年目
15先発(1完投・1完封) 0中継 防御率3.69 83.0回 2勝6敗 0H 0S
自身2年連続の無四球完封を記録も、終わってみればこれともう1勝のみの2勝に終わった。與座があまりイニングを投げないのもあるが、好投しても援護が無い事のほうが目立った。7回自責0が2回勝ちついてないのは普通にイジメです。来季は安定して100球前後を投げられるようになって、最低でも勝ち負けの数を逆にしましょう。
45 本田圭佑 Keisuke Honda 1993.04.24 大卒8年目
2先発 23中継 防御率1.56 34.2回 0勝1敗 2H 0S
今季は主に中継ぎ起用ながら、谷間の先発として交流戦で2度先発登板し、その2度でどちらも4回無失点と好投。その後は再び中継ぎに戻り短いイニングを投げた。ランナーを出しても失点しない粘り強さが持ち味で、来季も万能にフル回転を期待したい。
46 鈴木将平 Shohei Suzuki 1998.05.20 高卒7年目
72試合 .240(242-58) 0本塁打 15打点 出塁率.286
盗塁10(失敗0) 犠打8 失策1 OPS.575
今季はシーズン序盤から安定した打率を残し、一時は3番打者としても起用されるなど、自己最多の72試合に出場。走攻守に一段レベルアップしたが、正直まだ物足りない。左打ちの外野手はライバルも多いので、来季以降は今年以上のキャリアハイを積み重ね続けたい。ファンの期待を乗せ走れ。
47 張奕 Yaku Cho 1994.02.26 大卒7年目
0先発 5中継 防御率9.00 5.0回 0勝0敗 0H 0S
FA移籍の森友哉の人的保障として今季加入。5月2日の登板を最後に1軍からは離れるなど、期待された活躍は出来なかった。
48 今井達也 Tatsuya Imai 1998.05.09 高卒7年目
19先発(2完投・1完封) 0中継 防御率2.30 133.0回 10勝5敗 0H 0S
昨年がケガの影響もあり9登板しか出来なかったが、今季は規定こそ届かなかったものの19先発で10勝に到達、強力先発ローテーションの一角を担った。与四球の多さを併殺でカバーする投球術も健在で、120球近くを毎回投げるタフさが身に付き、安定した先発投手となった。一度2回8失点という大炎上があった以外は、全ての登板で5イニング以上、さらに5イニングで終わったのも1度だけで、19登板中17登板が6イニング以上というのも心強い。
49 ブランドン Tysinger Brandon Taiga 1998.06.15 大卒3年目
0試合 .---(0-0) 0本塁打 0打点 出塁率.---
盗塁0 犠打0 失策0 OPS.---
毎年ケガに悩まされるガラスの大砲。今年は1軍出場もなく、2軍でも37試合の出場にとどまった。正三塁手争い筆頭格だったが、試合に出られなければチャンスがあるわけがない。
50 中山誠吾 Seigo Nakayama 1999.05.09 大卒2年目
0試合 .---(0-0) 0本塁打 0打点 出塁率.---
盗塁0 犠打0 失策0 OPS.---
ブランドン同様、こちらも「出ないとチャンス無いよ」のタイプ。そもそも2軍で31試合出場で打率.187では、1軍出場にありつけるはずもない。
51 西川愛也 Manaya Nishikawa 1999.06.10 高卒6年目
41試合 .227(97-22) 1本塁打 8打点 出塁率.269
盗塁4(失敗1) 犠打5 失策0 OPS.568
堅実な守備を見せる若手外野手。2020年にプロ初安打を初打席に記録して以降、一軍公式戦のヒットに見放され続けてきたが、3月のWBC開幕前に補充メンバーとして日本代表のユニフォームでヒットを放つと、4月にライオンズ一軍で3年振りのヒットを記録、8月には初本塁打も記録するなど、飛躍の前振れを感じさせる1年となった。来季はより安定した打率を残し、「1番・中堅手」のレギュラーとして花咲かせたい。
52 陽川尚将 Naomasa Yohakawa 1991.07.17 大卒10年目
9試合 .167(24-4) 1本塁打 1打点 出塁率.286
盗塁0 犠打0 失策0 OPS.577
昨年オフから導入された新制度「現役ドラフト」で加入した中堅内野手。1軍初登録となった5月19日に移籍後初安打を初本塁打で飾るが、終わってみればこの日が一番の輝きだった。一塁・三塁に加え左翼・右翼も守れるユーティリティさと、貴重な右の代打として来季は1軍定着を期待したい。
53 愛斗 Aito Takeda 1997.04.06 高卒8年目
73試合 .214(257-55) 4本塁打 15打点 出塁率.228
盗塁2(失敗5) 犠打4 失策1 OPS.559
四球が本塁打より珍しい男。今季は開幕から状態が良く、4月には最多安打争いに参加するなど、「1番・右翼」のレギュラーとなっていた。しかし、相変わらずの選球眼の悪さと早打ちの悪癖が重なり、ヒットが出なくなってくると成績は急降下。打席の内容もヒットが無いと悪目立ちしてしまい、出番を簡単に失った。今季の四球数は3。うち申告敬遠2。元DeNAのロペスのように、3割30本打てるならこれでもいいんですけどね。早期改善が求められます。もうそう言い続けて8年経ちましたが。
54 ティノコ Jesus Tinoco 1995.04.30 来日1年目
0先発 38中継 防御率2.83 35.0回 0勝3敗 8H 0S
球の力で打者をねじ伏せる剛腕。このタイプのピッチャーにはありがちな制球難とクイックの遅さでセットアッパー定着には遠く、シーズン序盤に早急に配置転換。ただその後も1軍で登板数は重ね、38試合に登板した点は評価したい。
56 川野涼多 Ryota Kawano 2001.06.28 高卒4年目
0試合 .---(0-0) 0本塁打 0打点 出塁率.---
盗塁0 犠打0 失策0 OPS.---
今季は一軍出場無し。2軍でも41試合で打率.182と満足いく数字は残らなかった。「ポストトノゲン」とも言われる将来の二遊間候補も次々と台頭し出しているだけに、来季は走攻守全てでレベルアップしたい。
57 黒田将矢 Masaya Kuroda 2004.01.24 高卒2年目
0先発 0中継 防御率-.-- 0回 0勝0敗 0H 0S
2年目の今季も2軍で研鑽を積む時間となった。150km/hを超える直球とキレのあるスライダーを武器にする本格右腕。このタイプは西武1軍投手陣には多いので、将来の活躍を予感させる。来季は1軍デビューしたい。
58 佐藤龍世 Ryusei Satoh 1997.01.15 大卒5年目
91試合 .263(209-55) 3本塁打 16打点 出塁率.390
盗塁2(失敗1) 犠打3 失策11 OPS.768
今季一番の成長株。そしてビックリ枠。誰がこの活躍を予想できたか。「活躍」は予想したとしても、「打率.263、出塁率.390」は全く予想できなかったのではないか。規定到達はしていないものの、「OPS.768」はリーグ8位相当。チーム内でも200打席以上立った打者の中では中村に次ぐ2位。シーズン終盤はすっかりレギュラーに定着。中軸が似合う打者になった。来季もこの姿を継続し、初の規定打席到達へ。
59 大曲錬 Ren Omagari 1998.05.21 大卒3年目
0先発 10中継 防御率5.40 10.0回 0勝0敗 0H 0S
順調に経験を積むリリーバー。今季は一軍10登板、二軍で31登板をこなした。準硬式野球部卒という異色の経歴をもつ、とはもう3年連続で紹介され続けていると思うが、そろそろプロ野球で目立った活躍が欲しいところ。
60 中村剛也 Takeya Nakamura 1983.08.15 高卒22年目
88試合 .258(283-73) 17本塁打 40打点 出塁率.339
盗塁1(失敗0) 犠打0 失策0 OPS.819
高い放物線で美しいアーチを量産する「永遠の獅子の四番」。リーグ全体でも30本塁打以上の打者がいない中で、規定に100打席以上足りない打席数で17本塁打は素晴らしい。当然チーム内でも最多本塁打を記録し、最も信頼できる打者であり続けている。今季はDH・代打での起用のみにとどまったが、来季以降の起用法にも注目。いつまでも変わらずに、気迫で打ち抜く。
61 平良海馬 Kaima Taira 1999.11.15 高卒6年目
23先発 0中継 防御率2.40 150.0回 11勝7敗 0H 0S
今季から先発に転向した剛腕。先発1年目から規定投球回、2桁勝利をクリア。先発投手としても中継ぎ時代と変わらぬ制圧力を披露し続けた。懸念されていたスタミナ面も全く問題なく、完投こそないものの平均して6回以上を投げ、さらに今季はイニング途中での降板が1度も無い点も素晴らしい。元中継ぎ投手ならでは、ブルペンへの負担軽減に一役買ったか。来季は今季の経験を活かし、更なるステップアップも期待できる。球界一の投手へ。
62 滝澤夏央 Natsuo Takizawa 2003.08.13 高卒2年目
16試合 .188(16-3) 1本塁打 1打点 出塁率.188
盗塁0(失敗0) 犠打1 失策1 OPS.563
昨年鮮烈デビューを果たした2年目遊撃手。今季は2軍で実戦を多く積む予定の中、開幕直後に正遊撃手の源田不在だった穴を埋めるため1軍帯同。その際に初本塁打も飛び出した。源田復帰後の6月以降は予定通り2軍で試合に出続け、最終的に82試合に出場した。今後も全てにおいてスケールアップし、有事に備える。
63 長谷川信哉 Shinya Hasegawa 2002.05.17 高卒3年目
59試合 .222(180-40) 4本塁打 12打点 出塁率.276
盗塁3(失敗4) 犠打2 失策2 OPS.614
登録は内野手だが、出場の大半は中堅手。5月にプロ初本塁打を記録するなど、昨年の記録から全ての面で数字を伸ばした。試合に出続けられる身体も既に出来上がっているようで、1・2軍合計で400打席以上立ったタフさも魅力。打撃の期待感は他の若手外野手より頭抜けているので、確実性を高め、首脳陣の信頼を勝ち取りたい。
64 中熊大智 Daichi Nakaguma 1996.08.27 大卒5年目
0試合 .---(0-0) 0本塁打 0打点 出塁率.---
盗塁0 犠打0 失策0 OPS.---
ケガに悩まされる大型捕手。2軍でも2試合のみの出場にとどまるなど、支配下登録を勝ち取ってから不本意なシーズンが続く。
65 古市尊 Takeru Furuichi 2002.06.15 高卒3年目(NPB2年目)
29試合 .160(50-8) 0本塁打 0打点 出塁率.208
盗塁0(失敗1) 犠打3 失策1 OPS.368
相次ぐ捕手難に白羽の矢を向けられた元育成捕手。2軍との兼ね合いやケガ人事情もあり、1軍に捕手が2人な事が多かったためチャンスはそう多くはなかったが、今季しっかり爪痕を残した。主に松本航の先発登板時に出場することが多かったが、来季以降も多くの信頼を勝ち取り、出場機会を増やしていきたい。
66 仲三河優太 Yuta Nakamigawa 2002.10.22 高卒3年目
0試合 .---(0-0) 0本塁打 0打点 出塁率.---
盗塁0 犠打0 失策0 OPS.---
今季はオープン戦で本塁打を放ち、一軍デビューが期待されたが叶わなかった。主に3軍戦に中軸として出場したが、2軍でも11試合の出場で打率.345、本塁打も1本記録するなど上々の数字が残る。来季こそ。
67 赤上優人 Yuto Akagami 1999.02.10 大卒3年目
0先発 0中継 防御率-.-- 0回 0勝0敗 0H 0S
ケガに悩まされたこともあり、主に3軍に出場。支配下登録こそ勝ち取れたものの、厳しいシーズンが続く。健康に過ごし、チャンスを待ちたい。
68 岸潤一郎 Junichiro Kishi 1996.12.08 NPB4年目
61試合 .209(177-37) 3本塁打 12打点 出塁率.269
盗塁3(失敗2) 犠打4 失策0 OPS.558
他の外野手候補の調子が落ちてくると上がってくる最後の砦。今季は2軍で二塁手を務めるなど様々な形で出場機会を模索していたが、6月に1軍に上がってからは外野手として出場。昇格後の6月に月間10試合で2本塁打を放つと、その後も打撃の調子の浮き沈みこそあれど、外野ならどこのポジションでも守れる守備固めとしてシーズンを1軍で完走。来季は確実性を高め、「2番・中堅」を自分のポジションにする。
69 水上由伸 Yoshinobu Mizukami 1998.07.13 大卒3年目
0先発 23中継 防御率2.12 17.0回 0勝2敗 5H 1S
昨年の新人王・最優秀中継ぎ。今季は序盤にケガ離脱があったが、7月に1軍復帰してからは試合の局面を左右する場面の火消しとして、難しい役割をこなした。来季は守護神争いにも名乗りを上げる。
70 豆田泰志 Taishi Mameda 2003.01.15 高卒3年目
0先発 16中継 防御率0.59 15.1回 0勝0敗 6H 1S
新星。今季支配下契約を勝ち取り、1軍デビューを果たしてからは日に日に信頼度を上げ、シーズン最終戦では3点リードの9回に登板し、見事初セーブを記録した。21歳ながら物怖じしない堂々としたマウンドさばきは風格すら感じる。さすがに防御率0.59は出来過ぎな気もするが、この数字を自信に、来季以降も重要な局面を任される投手になっていってほしいし、先発に転向してみても面白いかもしれない。
72 川越誠司 Seiji Kawagoe 1993.06.30 大卒8年目
12試合 .133(30-4) 1本塁打 5打点 出塁率.297
盗塁0 犠打1 失策0 OPS.531
青雲弾。本川越。今季途中に中日へトレードされた。西武的には同じような左打ち外野手が多く、年齢も高めだったので、ということなんでしょう。活躍の報道を楽しみにしています。
73 高木渉 Wataru Takagi 1999.12.06 高卒6年目
5試合 .158(19-3) 0本塁打 0打点 出塁率.158
盗塁0 犠打0 失策0 OPS.316
今季は目立った活躍が出来ず。7月5日には「5番・レフト」でスタメンしてるくらいには期待されていたが、ダメでした。2軍でも圧倒的と言うには遠い成績なので、なんとかしたいところ。
75 エンス Dietrich Enns 1991.05.16 来日2年目
12先発 0中継 防御率5.17 54.0回 1勝10敗 0H 0S
昨年10勝を挙げたが、今季は10敗。イニング数からも分かるように、試合序盤に打ち込まれるケースが目立ち、投げれば負けてしまうような状態に。10月2日に登板して4回4失点と打ち込まれた結果を見ると、来季の契約は難しいのかもしれない。
78 齊藤誠人 Masato Saito 1995.08.07 大卒6年目
1試合 .---(0-0) 0本塁打 0打点 出塁率.---
盗塁0 犠打0 失策0 OPS.---
強打の捕手。今季は1軍登録の時期はあったものの、打席は無し。捕手の場合は捕手と言うだけで貴重な人材なので、ケガしないのが一番の戦力とも言う。2軍では44試合に出場しているので、実戦経験と言う点では積めている所か。
99 クリスキー Brooks Kriske 1994.02.03 来日2年目
0先発 14中継 防御率1.93 14.0回 0勝0敗 2H 7S
昨年はDeNAに所属。今季シーズン途中に緊急獲得したリリーバー。クローザー不在のチーム事情もあり9回を任せることになったが、大崩れすることなく潜在能力の一端を見ることが出来た。来季も契約があれば貴重な戦力になるだろう。
77 松井稼頭央 Kazuo Matsui 1975.10.23 就任1年目
143試合 64勝77敗1分(5位) 435得点 465失点
チームの戦いの総括として監督の名前を上げました。ですが、冒頭にも書いたように昨年の3・4番を欠く打線は正直監督の力量云々でどうにかなった選手層ではなかったように思います。その中では佐藤・渡部・長谷川ら将来の中軸候補となる選手の発掘、積極起用(するしかなかったとも言う)は良かったんじゃないですか。あとはチーム状態が悪いからと変に配置転換などで動かし過ぎない点も良いと思います。主力は主力として据え、各々が活躍すべき場を提供する。それが故に本調子じゃない選手の見極めが少し遅かったかもしれませんが、こればっかりはどのチームにも起こり得る事だし、それほど不適切なスピード感と言う感じも今季はしませんでした。来季も戦力が揃ってるかどうかわかりませんが、各若手選手の成長を見逃さず、適材適所で起用してくれる事を期待します。
と言うことで以上です。こういうのは残しておくと数年後に見返すのが面白いので、それが今から楽しみです。2018年の試合観戦記とか今見ると笑えます。では。