渋井式クロスファイア

野球観戦記。他いろいろ。

【334】結局俺はこのゲームの何分の1を終えたんだ?【WHITE ALBUM 2②】

今の俺はもはや「どっちが好き」とかいう次元の話をしていない。

 

 

こんにちは。渋井です。

昨日から始めてるWHITE ALBUM 2を、結局今も忘れることが出来ず再開。

 

文化祭が終わり、時は流れ、まずは3人でクリスマスパーティと称した温泉旅行へ。かずさが免許持ってんのすっげえ解釈一致だった。彼女となった雪菜と、2人の親友のかずさ、という立ち位置なんだけど、この構図がやっぱり3人の心の中にちょっとした陰りを見せる時が合って、主に春希の心の葛藤は何とも言えない感情があった。まあ、言うてもどっちかを選んじゃったのお前だからな。そこは余計なことしないでくれよな。

 

続いて2月。雪菜の誕生日があるので、その直前の週末に雪菜の家でパーティをしよう、と。ただ、この時には既にかずさの留学が決まっていたり、それに伴うレッスンが忙しくて、かずさが来れるかどうか不確定なこと。それと、本当はこの週末は雪菜は家族旅行の予定が入っていたこと。その予定を雪菜だけがキャンセルし、かずさも来られないことを想定した「2人だけ」のパーティを雪菜が画策していたこと、、、本当に心のすれ違いって怖い。

「3人の友情」と「2人の愛情」に揺れるシーン。難しい子です。

 

そんなことは露知らず、小木曽家と友人を集め盛大にパーティをするつもりの春希。浮かれて2時間以上前に準備を済ませてしまう。電車に揺られ通過するのはかずさの家の最寄り駅・・・どうしてもかずさにも来てほしい、「かずさが居たほうが雪菜が喜ぶ」と信じて疑わない春希。そもそもその動機は本当に雪菜のためだけを想ってのことだったのか???もちろんそんなわけはない。だって春希は潜在的にかずさのこと好きなんだもの。かずさの家に着くと、迎えてくれたのはかずさではなく、母の曜子。実は既にかずさは海外でのレッスンを積んでおり、今日が帰ってくる日なこと。雪菜との約束の時間から1時間後に到着するらしい。お前、やるのか・・・???

 

やったわ。まあ、もうそうだと思ったよ。彼の辞書に「一途」の文字はないね。いや、どちらかと言えばかずさにずっと一途だったね。そもそも雪菜との交際を急いだのも、かずさへの気持ちを忘れるためだった、とかもうめちゃくちゃです。空港まで迎えに行く春希、驚くかずさに「雪菜とのパーティに来て」と言うが、雪菜の気持ちを理解しているかずさはなかなかOKしない。そりゃ気まずいやろ。途中で電車も降り、タクシーで帰ろうとするものの引き下がらない春希。ついにはお互いの想いがぶつかる。

ここほんとキツかった。かずさもちゃんと春希のことずっと好きだったんだもの。それなのに雪菜と先に付き合っちゃうし、目の前でずっとイチャイチャしてるの見せつけられるし、いろいろ限界だったんでしょう。というか、限界ですよね。トドメはここで春希としたキスシーン。春希は雪菜と毎日のようにしてるもんだからずいぶん慣れちゃってて、それがかずさの妬みを最大にしちゃった。というか当たり前のようにキスしたもんな春希。

 

 

結局、かずさは1人で帰ってしまい、かずさを怒らせ茫然と冬の夜に立ち尽くした春希は雪菜の家に行くことも出来ず、体調を崩してしまう。でも、そんな春希に優しくしてくれるのは彼女の雪菜。

痛い。とても心が痛い。何やってんだよ本当に。何も知らない雪菜が勘付いて行くシーン、あまりにも見ていられない。

雪菜の誕生日当日。かずさから改めて留学の意思を伝えられた2人。高校3年生から内部進学をする2人と、大学どころか国境まで越え離れてしまうことが決まった1人。もうこの頃には雪菜も春希の気持ちがかずさに大きく傾いていることは分かってるし、もちろんかずさの気持ちなんてとっくに気が付いてる。それでもかずさのことを憎んだりしないし、もちろん春希に怒ったりもしないのはかえってキツい。

これが極めつけ。かずさが出国する最後の日。空港に見送りに向かう電車内での一コマ。春希は前夜にかずさと会っており、翌日に出発とは伝えられていなかったものの最後の別れを告げたばかりなので、見送りに乗り気ではなかったものの、雪菜に押される形で同行。道中、春希の正直な想いと、パーティに行けなかったこと、その理由、前夜のこと、全部喋った結果に出た雪菜の結論が、「かずさの代わりにしてもいい」だって。無事涙腺崩壊。雪菜も過去に仲のいい友人グループが一瞬で崩壊させてしまった過去があり、もう1度その悪夢を繰り返すのだけは嫌で、かずさと春希が仲良くなり続けているのは知ってたけど、そこから自分が溢れちゃうのは嫌で、自分が彼女になれば3人で居られる、と思ったから告白しちゃった、とのこと。先にアプローチしたのは雪菜だったんですね。このカップル、どっちもどっちだ。

空港に着き、かずさを探す2人。先に見付けるのはやっぱり春希で、見つけるや否や・・・駆けて抱き着いちゃうんだから。雪菜の目の前で。あーあ。もう取り返しつかないね。

 

離陸する飛行機を見上げる2人。

もう忘れかけてたこのゲーム最初のセリフ。雪菜の声で、3人の名前で、この光景と共に流されたら、もうどんなことも考えられません。これからどうしていけばいいんだ。

 

良いですか皆さん、僕はここまで「一度の選択もしていない」ですからね。ここまでノベルゲーなんですよ。もう完結でよくね?作品的にも1チャプターの終わりを迎えたんですけど。個人的には、「春希はかずさを選んだ」ことへの納得感が強いし、雪菜が報われない気がしなくもないけど、それこそ2人がどっちも幸せになるルートってのは俺の頭では考え付かないし、これ以上春希をゲスな男にさせたくもないんで、現状考え得る理想的なエンドって感じがします。

作品的にはここから3年後に話が飛んで今はプレイを終えたんですけど、一旦自分の中のモヤモヤは無いんで、ちょっと更新間隔空くかも?とか言って今日の夜中に記事上がってるかもね。それでは。