渋井式クロスファイア

野球観戦記。他いろいろ。

【339】「WHITE ALBUM 2」coda1周目完走後の、各登場人物への気持ち。【WHITE ALBUM 2⑥(最終回)】

「続きやれ」禁止で。

 

 

 

こんばんは。渋井です。

俺の中では終わった話。

 

かずさルートを目指していたら、雪菜ルートにたどり着きました。不思議なもんですし、何かそんなことあるんですねって感じです。まあ確かに、雪菜と婚約したし、かずさとは雪菜も春希も仲良くなったし、みんなしあわせ。これでいいじゃん。最高じゃないですか。

 

ということで、ここからは全て俺の感想。というか登場人物に言いたいことがある。各個人の説明なんかは公式サイトでも見てもらって。俺の感想だけを書きます。

 

 

北原春希

俺、お前に悪いことしたな。悪いこともさんざん言った。俺の選択がブレたせいで、お前に酷な選択を強いたと思う。ただ1つ言わせてくれ。お前、5年間ずっとかずさが好きなんだろ?「好きだった」んだろ?とは言わない。まだ好きだろ?雪菜に迫られて告白されて、「彼女」という事実が、その存在が、5年間お前を苦しめてはいなかったか?お前のことだから、雪菜に告白されて、その時彼女が居なかったお前は、その直前に雪菜にキスされていたお前は、それを断れる訳がなかったんだと思う。俺もそうなると思う。雪菜のこと嫌いじゃなかったからな。かずさのことを彼女になんて出来るわけがないと思ってたからな。たとえ雪菜が彼女になっても、3人の友情は壊れないと思ったからな。そらそうだよ。お前はかずさの気持ちを知らないんだもん。お前、あの付属祭の舞台の後の第二音楽室で、とんでもないことされてたんだよ。お前は5年間知らなかったんだろうけど、俺は知ってたから、ずっともどかしかったんだよ。あの時、かずさが立ち上がった音でちょっと目覚めて「寝たふり」してればな。惜しかったな。お前に一つ決断させるだけで、国境なんて関係ないくらい近くにかずさは居続けたんだよ。2年前の年末、冬馬曜子のコンサート。今年の1月のかずさの凱旋コンサート。どっちかだけでも行ってれば、また違う結末があったのかもな。まあ、叶わなかったけどな。俺が行かせてあげられなかったから。どうなんだ?お前的には、この結末に満足してるか?でもよかったな。また2人のために詞を書けて。あいや、5年前の時は最初から2人のためだけの曲じゃなかったっけ。そういう意味じゃ、良かったじゃないか。うん、良かったと思っててほしいな。

 

 

飯塚武也

お前、どこまで本気だったんだ?春希に向かってまくしたてた時の言葉は、全部本気だってわかる。男の友情って強い。でもお前、お前の横にいつもいた女相手に、どこまで本気だった?春希に訴えかけた「一途」、お前どれだけ実践出来てた?なんだかんだ、お前も春希と一緒だ。

 

水沢依緒

依緒のこと、よくよく思い返すと全然知らんな。ただ、春希と武也の間と、雪菜と依緒の間って似たような関係性だったな。武也との2人、お互いがお互いを想い続けてるのに、お互い気が無いような素振りをし続けるのが可愛かったな。まあ、でも最後のEDで見せた隠れて手つないでるシーンめっちゃ感動した。お前ら、ほんと一生そのままでいてくれ。

 

 

 

 

風岡麻理

「closing chapter」にて。麻理さんルートを読んだせいで麻理さんには詳しくなってしまった。振り返ると、俺が今までやった分岐の中なら、麻理さんのルートが1番好きかも。春希のために帰国してくれた日に、春希が来てくれなかったことについては、俺から謝らせてほしい。あいつああいう大事な約束って絶対すっぽかす人間なんだ。そんなときも含めて、「closing chapter」で見せた麻理さんの強さと弱さ。大人としての余裕と、女性としての魅力にあふれた麻理さん。親友の佐和子さん。会社の同僚。良い人に恵まれすぎている。俺の世界の「coda」には一瞬たりとも出てこなかったけど。でも春希の心の支えであり続けてくれたことは間違いない。でもね麻理さん1つだけ。俺は5歳差って大した差じゃないと思うよ?まあそれを気にしちゃうとこがかわいいんだけどね。

 

 

杉浦小春

友達の恋愛相談を受け、友達にひどいことをした男に文句言いに言ってたら、その男を好きになっちゃったなんとも罪深い子。「closing chapter」では、そのせいで友達と仲悪くなっちゃうし、友達グループからも責められるし、クラスからもあることないこと騒がれてイジメられちゃうし。それでもその男さえいれば幸せを感じちゃう残念な子。まあ安心してくれ。それも結局小春の友達はあっさり振ったのに、小春は受け入れちゃう男....春希が悪いから。まあ、春希もそうだけど、マジメすぎるのも問題だね。日頃から正義感にありふれてると、正義でどうしようも説明が付かない、自分の正直な「悪の」心情にとまどっちゃう。その悪を正義としようとすると、嘘をつくことになっちゃう。そうしてつき続けた嘘は、積み重なってあら大変。まあでもお似合いだったと思うよこの2人。でも個人的には、雪菜の弟の孝宏くんとのコンビももっと見てみたかったな。

 

 

和泉千晶

お前さ、結局何者?「closing chapter」の、雪菜以外の3人目のルート。他2人は、ストーリーが終わるとハッピーエンドでED曲までかけてくれる。でも、千晶にはそれが無い。あと、他のメンバーとの交流が一切無い。一応雪菜が困ってる時に助けてくれたことがあったけど、なんだっけ?ショウコみたいな偽名を使ったよなお前。春希にとっては、あの大学3年生の期間、本当に千晶に救われた。でも、雪菜との関係が良化したり、春希の精神状態が安定し始めた瞬間、姿を消す。ということは、千晶を頼ることは良くない事なのか?例えば、春希の心の中に住む「仮想の女」とでも言いたいのか?本当はあの夜の雪菜だって、誰か別の女が助けてくれたのか?それとも、それすらも春希の理想で、実はあの夜の雪菜は大変だったのか?いやまあゼミの先輩とか「和泉千晶を認識してる」存在が春希以外にもあるから「仮想の女」は無理あるけど。でもまあ、何者なんだ?演劇?舞台?の人らしいけど、それがこの物語に何の関係があるんだ?これは相当知りたい。

 

 

冬馬曜子

この人も千晶同様、なんか物事全体を把握する力が格段にうまかった。まあ、それが大人なんだろうか。麻理さんの時の「大人」とは違う。なんか未来人とか、そういう類すら感じる。この人が居なかったらと思うと恐ろしいな。すべての均衡を保ち続けてくれたような存在。感謝してます。かずさのことも、春希のことも救ってくれて。

 

冬馬かずさ

かずさ、強い子になったと思う。5年前の「見せかけの強さ」とは違う。雪菜が5年かけて培った強さ。「春希の記憶の中のかずさ」と戦った雪菜を重ね合わせたこのセリフ。俺大好きです。一生、俺の憧れの存在でいてほしいと思う。だから、これ以上かずさに踏み込みたくない、と言うのが今の正直な気持ち。あまりにもこのストーリーがきれいすぎて。これ以外の世界線なんて別になくてもいい。「closing chapter」で世界を往復できたのは、振るのが雪菜だったから。その時の俺、雪菜を振ることに抵抗が無かったから。「coda」は、ターニングポイントでかずさを振らなくちゃいけない。まずこれが嫌。あと、今更「closing chapter」で雪菜を振るのも嫌。だから、散々俺が行きたいと願った2年前の曜子のコンサートへも、もう行きません。「あの時かずさと出会っていたらどうなってたんだろうな」と思い続けることが、思い出で居続けてくれることが、幸せだと感じています。

 

 

小木曽雪菜

まずは全員で謝罪しよう。もう二度と「一途」なんて言葉使わない。あとは俺だけで謝罪する。春希以上に、君に酷いことをした。酷いことを言った。君のことを勘違いしてた。俺、絶対君にはヤンデレの素質があると思ってた。だから、君の闇の部分を出したくないと思った。だから、そこで選択がブレたんだ。で、それをあろうことか君のせいと思った。俺がかずさを選べなかったことを、君の存在のせいにした。いつまで経っても君を選び続ける春希に、これまた酷いことを言った。5年間、春希に君のことだけを想わせたことは1度たりとも無いと思う。でも、春希は君を選んだ。その事実だけで「無かったこと」にしてはくれないだろうか?許せなんて言わないし、そんな問いかけしない。俺、君から大事な人を奪えなかった。奪う選択が出来なかった。それほど君らの間には確固たる絆が出来てたんだと思う。俺の負けです。この先、3年でも、5年でも、10年でも。雪菜が望む世界が続くと思うから。春希は、雪菜が望む世界を作ってくれると思うから。武也も。依緒も。それに、かずさも。

 

 

 

 

 

以上。これにて「WHITE ALBUM 2」ブログシリーズ完結。まあ、経験者からすればもったいない終わり方してるんだろうけど。もうおなかいっぱいです。これは許してほしい。また、ひっくり返すようで申し訳ないですが、ぼくはこのゲーム誰にもマーケティングしません。こんなん、やるべきじゃないよ。最高のゲームだったよ。でも、絶対やっちゃダメだよ。一生大好きなゲームです。

 

 

 

【追記】過去のお前に言いたいことがある 

【345-3】しぶいなっちにツッコむしぶいなっち – Telegraph